1月31日 外来2回目、手術を決意。 | 気胸と胸腔鏡手術の体験記

気胸と胸腔鏡手術の体験記

29歳で人生初めての気胸(原発性自然気胸)になり、玉川病院で胸腔鏡手術を受け、海外出張するまで。

二回目の外来、人生初のCTスキャン。
今回は予約していたので、(それでも)30分ぐらいで診てもらえた。

▼CTスキャン
東芝製
午後から会社なのでスーツだったが、ジャケットと靴は脱ぐもシャツはそのまま
息を吸って止めるのだが、それも機械がアナウンスしてくれるので丁寧。
仰向けで足からドーナツの中に入っていき、ドーナツの穴にはいると、周りをぐるぐる回って自分の体の中を輪切りに見られる。
どんなもんかと思ったが、周りも明るいし不安もない。
およそ10分ほどで終了

▼CTスキャン診察
片岡先生にCTを見てもらう。

気胸そのものは治っていて、穴もふさがっている。
軽度の気胸ということもあり、はっきりしたブラが確認できるわけではないが、
右肺の上部に黒い部分があり、そこが弱くなっている様子。
※人体は左右対称なので左肺も無くはないかも

そのままだったら50%の確率で再発するが、
手術したら再発の確率が3%まで減らせるとのこと。

ここで手術するか相談。
他の事例を聞いてみると、商社マンが出張先で気胸が再発し、散々苦労した人がいて、
結局は手術した人がいるとのこと。
あと、僕が行くような途上国だと満足な治療が受けられないばかりか、
気胸発症から1か月以内は飛行機搭乗を断られるケースもある。
しかもアメリカとかで気胸になってしまったら費用も高額。

元から手術する気で玉川病院に通ったわけだが、
納得した上で、手術することを決める。

▼手術日程
胸腔鏡手術について説明を受ける。
さすがに慣れているだけあり、入院と手術のタイムスケジュールがきっちり決まっている様子。
手術の2日前に入院し、入院日から約1週間で退院。手術は2時間で終わるとのこと。
しばらく手術の予定が詰まっているとのことで、
約1カ月後の2月末に入院・手術することにした。

いくつか聞いてみた。
Q.手術後、いつから飛行機に乗れますか?
A.だいたい手術後1カ月したら飛行機に乗ってもOK

Q.肺から胸腔に漏れた空気って、どうやって抜けるの?
A.はっきりしたことは不明だが、血管から吸収されたり、
 胸腔内のわずかに空いたスペースから抜けていくのだろうと考えられる

Q.手術まで飲酒は?
A.飲酒はOk。しかしタバコは絶対NG。

▼看護師から入院について説明
ベテランの看護師さんから入院のあれこれについて説明を受ける。
人生初の入院でわからないことづくしだが、
パジャマとかアニメティ一式借りれるということで、特に準備しなくてよさそう。

▼全身麻酔について説明
手術日程が決まった後、麻酔医の先生から麻酔について説明を受ける。

今回は全身麻酔をかける。
呼吸もできなくなるので呼吸器をつけ、手術中は横向き。
のどの奥まで気管内挿管チューブを差し込むので痛みを感じることもある。
副作用などは考えられないが、肺の手術なので慢性的に呼吸が苦しくなることはある。
徐々に筋肉に力が入ってきたところで管を抜くので、目が覚めた時にはわからない。

とても丁寧に説明してくれた。

▼手術を受けられるかの検査
・採血
とても上手で驚いた。あまり痛みも無い。
会社で毎年受ける検診みたく注射器のまま刺すのではなく、
針は刺すけど、血はチューブ経由で別の容器に抜かれるので痛くない。
ちなみにこれはHIVエイズに感染してないかの検査も兼ねていて、
やはり心配になった。しかし何も言われなかったので無事ということ。なんだか安心。

・心電図
若い看護師さんにやってもらう。
上半身裸になるけど美人でちょっと緊張した。それだけw


おなかの「きれい」で健康に。肺気腫でお悩みの方にも。