2023年1月26日 長和町学者村の今朝は気温-12度。
昨日降った雪ん子がようやく解け始めました。
テレビでは、アホみたいに騒いでおりますが、昨年より暖かく雪も少ないです。
本当にテレビは嘘ばかりでございます。
さて本日は、久しぶりにオーディオの話。
オカルト大好きな人はここで脱落してくださいまし。
何度となく修理はやらないと言い続けておりますが、今年に入り既に4機目。まぁ、私の趣味が人様のお役になてるならそれでいいのですがね。
この記事を見て送ってこないで下いね。
マジで。
本日の主役はこれ↓
何度もいじくり回しているonkyoのavアンプ SA-205HDX
オーナーさん曰く『センタースピーカーからの出音に異常がある』とのこと。
早速入庫チェックと・・・。
ん~出るなぁ。
センターからの音は出ているようですが、音の曇りがひどい。
持病のボリューム異常はないものの、フロントスイッチの異常動作もあるし。
という事でヴァージンちゃん、いや息子だからノンケ君のご開帳と。
まぁ、それなりにほこりが積もっていますねぇ~。
この状態で、入庫状態は並です。
では、早速サウンドリレーをばらします。
hdmiの基板を外して出てくるリレー。
異常と思われるのは真ん中のリレーですが、取り合えず3つ外します。
リレーのカバーを外した状態。
これをですね、端子にこびりついたカーボンを落とします。
接点剤を使って汚れを浮かしてから、1500番のペーパーで綺麗にします。
これを3つ。
ついでに、スピーカー接続部をクリーニングしておきます。
結構ほこりが積もっているんです。
しかし、内部の汚れがひどい。
と、予定していませんでしたが、総ばらししますか・・・。
トランス以外の基板を外した状態です。
この状態で、いい方です。
ひどいと、虫の死骸やぶっこぼした液体のシミなどあります。
で、一番のキモ。
トランジスターのフィンの手前の、ファンの直後のところ。
ここに、かなりほこりが積もっています。
これを放置しておくと、まぁ、いいことはありません。
フィンの部分のカバーを外すと、積年のほこりとご対面です。
クリーニングをした後は下の写真。
ついでにコントロール基盤も清掃します。
思わずかなりの作業となりました。
ちなみに、リレーを外した基板。
写真だと分かりずらいのですが、やけの跡があります。
この状態でいい方です。
ひどいと、基盤にカーボンがびっちりついているモノもあります。
リヤのファンも忘れずにクリーニングします。
でもって、異常のあったフロントパネル。
これも、接点剤を使って通電を改善しておきます。
それでもダメな場合が半数です。
その場合は素直にタクトスイッチを交換した方が手間がかかりません。
接点剤がスイッチ部に残っていると、余計に異常動作しますので天日干しして、溶剤を飛ばしておきます。
作業的にはこんな感じです。
でもって仮組して、出音確認です。
エージングついでに、エッジを交換したダイヤトーンds-37hrvとコラボです。
ん~、いいですねぇ~。
小型アンプなのでどうしても低音が弱いのですが、マニアでない限りこのサラウンドで十分です。
まして、テレビを繋いでの5.1chでしたら、この小型アンプは本当に優秀です。
この半裸の状態で、1,2日程度のリレーの慣らしを行っておきます。
先日直した同じ機種で、テストokにしたら送った直後にリレーが固まったという状態がありました。
なので、エージングはしっかり行った方が手間がかかりません。
上記の作業は2日に分けて行っています。
都合4~5時間くらいでしょうか。ちんたらやっていますので少々かかっています。
まぁ、リビングで嘘くさいテレビを見ている時間があるなら、1機でも余分に更生させられれば本望でございます。
本日はここまでです。
ついでに言っておきますが、SA-205HDについては動作確認やメンテナンス状態は変わりますのでご注意を。