柊の聲

 

 「ザ・大衆演劇」という感じのお話を書いてみたくて出来た脚本です。その中にも少し私らしいテイストが入るといいなと思いつつ…。徳太郎は少し年上の、落ち着きのある役者さんにやっていただきたいなぁと思いながら書きました。八は若手の元気のある方がいいかな?とか、どんな方がどんな風に演じて下さるのか考えながらお話を書くのはとても楽しいです。ちょっと悲しい部分もあるお話ですが、カラッと明るく演じて頂ければ嬉しいなと思います。

 

あらすじ

 街角で揉めている巳之助とおみねを仲裁しようとした徳太郎。彼と巳之助が話している間におみねは逃げてしまう。実はおみねは巳之助の妹の死に関係している可能性があった。巳之助を手助けする約束をした徳太郎だったが、その彼もまた、誰にも言っていない秘密を抱えていた…。