続・ぼらんてぃあ@石巻 | キクチヅコのブログ

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 ねこです。 
 なまえは「千鶴子(ちづこ)」です。
 10さいです。



18日に石巻で2回目のボランティアしてきました。



夜行バスバスダッシュ 17日23:30新宿発→18日6:00仙台着

ボランティアバスバスダッシュ 7:45仙台駅発→10:00石巻着




この日も石巻の湊地区での作業でした。

現地でチームにわかれ、スコップ・土嚢袋・一輪車を借りて

個人宅の泥かきへ出発。




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移動中 住宅の隣に船


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移動中 個人宅の前の道




今回訪ねたお宅は、3世帯家族。

力仕事ができる方がいらっしゃり、

家具は家族で外に運び出してありました。

床板をはずして、泥をかき、土嚢袋につめて外に出します。


お昼過ぎには作業終了。

帰りに家主さんのお孫さん(小学4年生の女の子)から

ちょっと恥ずかしそうに「ありがとう」と言われました。

小学校は22日から始まるそうです。


前回行ったお宅は、高齢の女性と要介護の方の世帯。


同じ地区に住んでいても、

世帯によって自力でできることが違うことを実感しました。





続いて、次の活動場所へ移動。


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移動中 地元の人に道を聞く




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前回来た時は運び出した家具や瓦礫の置き場も無いくらいでしたが、

今回は重機をあちこちで見かけ、

どんどんトラックで瓦礫を運び出していました。




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移動中 桜が咲き始めてます




2件目

湊小学校裏にあるお寺に到着(墓地なので写真は撮ってません)。


お寺の瓦礫撤去チームに合流です。

屈強な男性チームが黙々と活動しているます。

・・・邪魔にならないように、でも負けずにトタンや材木を運びます。

合羽を着てるので、サウナスーツ状態でした。


お墓の上に車が何台も積みあがっていました。

津波で流されてきた車や瓦礫が、墓地の墓石に引っかかり、

そのままになったのだと思います。


人力で動かせる瓦礫・木材などを一箇所に集めますが、

その日では終わらず、翌日以降も継続されます。





この日同じチームだった女性から、

レディ「前回片づけしてたとき、’タラコ’に手を合わせちゃったよ」

という話を聞きました。


以前、瓦礫の片づけをしている際、

亡くなった方が見つかったことが何件かあったらしく、

’タラコ’を見てその話を思い出し、

みんなで思わず手を合わせてしまったそうです。

レディ「よく見たら’タラコ’。。笑い話みたいだけど、笑い事じゃないよね」





16:00 活動終了 道具を片付けて石巻専修大へ


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専修大の桜





17:30 ボランティアバスで仙台へ出発バスダッシュ


帰りの道は大きな水溜りが多数出現。

朝はなかったのに。大潮?




18日は仙台~石巻を結ぶ無料ボランティアバスの最終日でした。

帰りのバスの中で、バス運営を担った

東北福祉大の講師、ボランティアサークル「まごのてクラブ」、

運転手さん(畳石観光)の思いを聞きました。



「まごのてクラブ」はキャンパスのある国見地域を中心に活動している

地域貢献サークルです。

メンバーは、空手や少林寺など他の部活と掛け持ちしている学生さん。

震災直後、大学からは自宅待機の知らせがきたけど、

「被害が大きい地域へ何かできないか」と有志が集まり、

ボランティアバスの運行を始めたそうです。


当初は費用がなく、1週間程度の予定でしたが、

石巻社協の協力もあり、18日まで運行が延長されました。

東北福祉大の先生(サークル顧問?)

きんぱち「学生達は学校で学べないことをたくさん学んた。

どんなことがあっても、泣き言も言わず、笑顔で活動してきた。

3週間前よりすごく成長している。生徒達を誇りに思う。」

涙涙涙・・・



運転手さんは、会社も自宅も大きな被害を受けましたが、

復旧の為、ボランティアバスの運転手に志願してくれたそうです。

運転手さん

車掌「皆さんが活動している様子を見て、

石巻の人たちは勇気と復興への希望を感じています。

石巻市長に代わって(!!)感謝いたします。ありがとう」



ボランティアバス運営の中心になった学生さん

男の子2「今日でバス運行は最後ですが、

復旧・復興までは長い時間と皆さんの協力が必要です。

僕達も別な形で活動を続けていきます。

これからも宜しくおねがいしまーーーーーすっ!!!ワハハ」



涙するのは昭和組ばかり・・・

平成組のエネルギーに心強さを感じずにいられません。





一人ひとり、持ってる想いが深すぎます。





ボランティアバスが無くなり、

今後は宮城交通の仙台~専修大までの直通バスがルートになります。


湊地区の瓦礫撤去作業はまだ道半ば。

ボランティアバスが終わるのを聞いた地区の方達からは

不安の声も聞かれました。





バス仙台着





夜行バスの時間まで、

ボランティアチームで一緒だった方と仙台の居酒屋でビールビール
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障害児保育の仕事をしている女性で、彼女も

仕事後夜行バス→ボランティア→夜行バス

と強行軍。



サザエさん「あぁ、3分で東京まで着かないかな」

レディ「そだね~ww」






夜行バス出発バスダッシュ



乗車後 気絶サザエさんzzz


・・・




バス「まもなく新宿です~」


サザエさん(本当に3分で東京に着いたみたい。ステキね~)





6:30

サザエさん「ただいま~」
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なんかクサイですねー??


マスオ「あぅわ~。おかえり~眠い




前回に引き続き、今回も、非力な女子(と、いう事にして下さいシラー)が

どれだけ役に立てるのか自分でも半信半疑でしたが、

それでもやっぱり行かずにはいられませんでした。

自分の頭で考えて、行動すること。

自分の目で見ること。

できること、できないことを判断すること。

力を合わせたときにできること。

思いを伝えること。


30過ぎて、大切なことに一つずつ気づかされているみたいです。



次も自分にできることをしていこう。







一人でも多くの人の無事と、一日も早い復興を祈って。







おしまい 肉球