精神医療 | 自分の心と体を大好きになる

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菊池体操、代替医療、薬膳を実践する中で
自分の心と体が大好きになりました。

私の知り合いに
尊敬する社会心理学者がいる。

その人は
「市民運動を定着させるのは、30年かかる。」と言う。

実際、その人は
30年かけて
タバコの害を訴え続け
禁煙意識を高めるための
活動をしてきた。

30年前は
タバコを吸うのは
カッコイイとすら
思えていた。
今、やっと
禁煙、分煙が定着してきている。


私はその人に
こう言った。
「精神科で
副作用の強い薬を使うことが
危険だという意識が
みんなに浸透するには
やはり、30年は
みなければ
ならないでしょうか?」

その人の答えは、こうだった。
「そうでしょうね。
精神医療の現場では
薬を出したくないと思ったとしても
なんとしてでも
薬がほしいという
患者がいると医者が嘆いていました。
薬を求める患者が
多くいる限り
難しいでしょうね。

それに、今は
患者を装い、
向精神薬をもらい、
その薬を横流しして
儲ける人たちが増えています。

薬を出せばもうかる医者と
薬がほしい患者。
どちらの利害も一致しています。

アメリカでは
あまりに酷い製薬会社の
あり方に
市民の方が危機感を持ちだして
薬離れが進みました。

製薬会社や
精神科の在り方を
変えるのは
市民の草の根的な
運動しかないでしょうね。
まぁ、30年たてば
すこしは
ましになってくるという
かもしれません。」



30年。。。
私が83歳になった頃。。。

もし、それほど
時間がかかるにしても
それでも
やらなくては。。。。


ネット上で知る限り
精神医療に危機感を
持ってきている人が
たくさん出てきている。

みんなが
それぞれ
力を尽くせば
薬好きの日本からでも
向精神薬だけは
「100害あって、1利なし」という
事実を広めることが
できるかもしれない。

世界的にも批判されている
人権侵害の巣窟である
日本の精神科病棟。

医者の領域が
聖域であるという錯覚も
なんとかしなくては
ならないし
解決しなければ
ならない問題は
山積みだけれど

30年後を
見据えて
小さな1歩づつでも
歩きだして行かなければ
ならないと思う。

(2012年7月に書きました。)