第452話

こんにちは
菊水千鳳です


 先日、ルーベンス展を見に行ったその足で、御徒町にある《徳大寺》に祀られている摩利支天(まりしてん)に会ってきました。

俺は8年前に仕事の帰りにここをたまたま通りかかって
一度だけ、軽く立ち寄ったことがありました。

当時、風邪気味で仕事をしていました。数日後、熱を出して部屋で寝ていたら、部屋に突如、摩利支天が現れました。

ただ現れたのではなく、高速で部屋中を瞬間移動していました(笑)。


『あれー、摩利支天なのは分かるんだが瞬間移動しっぱなしに視える…
俺の頭、熱でイカれちまったかな…  熱は40度までは出てないのにな… 』

このあと直ぐに爆睡し、熱が一気に引きました。翌朝、まだ神仏のことを良く知らなかった時期だったので、 軽く調べてみると以下の内容に驚きました。
  ↓
摩利支天の語源は
マリーチと呼ばれる《陽炎(かげろう)》を意味し、実体が無いような動きを見せる。いるようでいないので捕まえることも触ることもすらできない。


俺(心の中で)
『なるほど… あんな動きをされると良く視えないよな。熱のせいじゃなかったな(笑)。一夜にして熱が引いたし…  摩利支天のおかげかもな~』

今回もいつものメンバー(俺とSさんとC君)のコンビでお伺いしました。
事の発端は、ルーベンス展の帰りにどこか寄りたかったのと、摩利支天はイノシシに乗っているので
イノシシ年にぴったりだとSさんが見つけてくれたのでした。(俺はすっかり8年も前のことは記憶から抜け落ちていました)

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 徳大寺に到着し、お寺の方に確認してから、早速お堂の中へ。

俺が視えたのは、今回は点滅してるような瞬間移動的な動きを見せず、(わざと?)甲冑の音を立てながら奥から現れ、俺の方に向かってきました。

以下、C君との共同霊視による内容です。


摩利支天

【 この度は非常に稀なご縁で来ていただいた
(お主たちには)決することがあろう
心配ご無用
さほど心配は無くてよい

ご存知の通り ワタシの力ある働きをしてしんぜよう
あらゆる力をもって信じる願いを直訴(じきそ)する】


C君はこの時、摩利支天の奇怪な動きを視ていました。
シュッ  シュッ ヒュッ ヒュッと瞬間移動したり、2ヶ所に同時に現れたりと。それなので、御堂に上がって近くで確認したいと言ったのもC君でした。


摩利支天

【 面白いであろう
そこにいるかのようでいない
しかしして いるのだ

ワタシとはそのような
神というか仏というかである】

更に続けて、
摩利支天

【 もともと戦いの神ではないが
そのようなことから武人に好かれている

ワタシは別に怖いものではない
気軽に会いに来てくれても良いのだぞ

でも そこに居るかわからないだろうが
カゲロウ(陽炎)だしのお

空気のような存在である

いつでもそこに居る

かくして
居るとは限らない

当たり前のようにいるのが当然であるが 当然でないのだ

あまり元々位の高い仏ではなかった
認知度も低かった

いるようでいない
いないようでいるから
媒体が必要であった

ワタシは このイノシシに
感謝しておる】

と仰っると、ポンポンとイノシシを撫でました。
まるで相棒のようなニュアンスでした。

摩利支天とイノシシは切っても切れない関係のようです。


摩利支天

【 こやつ(=イノシシ)がいなくなった時
ワタシも居なくなるだろう】

こちらにこうして祀られていることについて


摩利支天

【 こうやって豪華絢爛で祀られていることが驚きであり 感謝してる

これからもワタシもコイツと共に頑張っていくから
お主らも頑張れよ】

と、期待を込められました。


摩利支天の目線は 
俺達と同じ高さでした。
認知度が低い分、そのような対応をしてくださるのでしょう。


摩利支天(C君に対して)

【 まともな話しは終わりにして お主はゲームから知識を得るのだな

悪いことではないが
湾曲した伝わり方をされぬよう ちゃんとした伝わり方もしてほしいように
お願いしたい】

更に
摩利支天

【 認知度低いから
猪年=摩利支天と思われるようになりたい】

本音でしょうね。

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ここで摩利支天に質問してみました。

Q.イノシシは食べていいのか?

A.人が生きていく上で無用な殺生はせず いただくのであれば
命が無下に扱わられないのであれば それで良いと思っておる

無用な殺生=自然への冒涜(ぼうとく)である】と。

今度、皆んなでジビエ料理を食べに行こうと計画していたので、安心しました( ˊᵕˋ ;)💦


視えた摩利支天は男性でしたが、仏様特有の男女どっちでもとれる風貌に思いました。 
(帰りにお寺の関係者に聞いたら男性の摩利支天をお祀りしているとのこと。

1メートル~1メートル20センチの 長い剣(つるぎ)を持っていました。

C君が視えたのは
剣は腰に帯刀(腰に刀をつける)している姿でした。


摩利支天

【 人 はばかることなしでは
殺(あや)めたりはしない
大事な剣刀だからな】


さらに続けて、

【 人  自らの力で願いを叶えるには限界がある

さすればワタシのような
達人的な力を持つ仏の力を借りるがよい

甚(はなは)だしい業績を勝ち取った功績の武士たち
華麗なる戦いを繰り広げられてくることができたのも
ワタシ達の神仏の形が現れたものである

賢き者は
良く人の声を聞き
また 見えぬものの存在の力を認める 

目に見えるものだけを追い求めてはいけない】


摩利支天

【 同じ天の族の者達と同じように崇められたいのお】

これまた本音が…
毘沙門天・弁財天・摩利支天…
同じ《天》がつくのに毘沙門天や弁財天は遥かに有名です。


Sさん
『ここは立派な御堂じゃないですか』


摩利支天

【 だからそのことには感謝している

ワタシも偉大な仏になれるかな…
そのためには頑張らなきゃな】と。

ブログに紹介されることに期待しているようでした。


全体的な印象としては、未だにあまり人に知られていないマイナーな仏様ですが、知られていない分、潜在能力がある感じがしました。力を持て余しているような、それでいて純粋・清らかさを感じました。
 
ウィキペディアより
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《摩利支天》
護身や蓄財などの神として日本で中世以降信仰を集めた。楠木正成は、兜の中に摩利支天の小像を篭めていたという。また、毛利元就立花道雪は「摩利支天の旗」を旗印として用いた。山本勘助や前田利家立花宗茂といった武将も、摩利支天を信仰していたと伝えられている。禅宗や日蓮宗でも護法善神として重視されている。


次回は、本堂の摩利支天の両脇にいらしていた鬼子母神日蓮さんからのメッセージ他をご紹介します 🐗 .。o O ( むふ♡ )