第300話

おはようございます
菊水 千鳳です

仁和寺展に行って、
仏像からのメッセージを聞いてきました。

前回(仁和寺展2)の続きです。


撮影OKのコーナーの壁に描かれていました
観音菩薩です。 



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No.67 
虚空蔵菩薩像(仁和寺蔵)
 (2/14~3月11日) 

虚空蔵菩薩像の仏画がありました。
(上の写真↑とは関係ありません)


すぐに虚空蔵菩薩の声が聴こえてきました。


虚空蔵菩薩
 
【目の前に広がる
広大な宇宙を想像してごらんなさい

この世のあらゆるものを
内包(ないほう)している

悲しみも 喜びも
全ては この宇宙の中に
存在している

ワタシは
その広大な宇宙の姿である

ワタシのもとに来たならば
宇宙そうせい( 創成?創生?創世? )のひとときを
ご覧入れよう

そして あなた方
ひとりひとりも
宇宙である

人との繋がり
これも 御仏と同じなり

ご覧あれ】

そういって虚空蔵菩薩像は
右斜め方向に展示してある
大きな唐本曼荼羅図像(千臂軍荼利ほか) を指し示しました。

まさに仏の大宇宙がそこにありました。 

馴染みの薄い虚空蔵菩薩を調べてみました。(引用)
⭐虚空蔵菩薩とは
広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩、という意味。
そのため智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰される。


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No.161 重要文化財
深沙大将立像(福井 明通寺蔵)
高さ2.5m


 深沙大将 

【これはこれは
(展示を)全部みたら大変だぞ

こういうのはな
飛ばしとばし 
見るしかないんだ

全部見たいのはわかるが
この気温と 環境の中では
無理だ

焦らず ゆっくり
見て回ってくれ

そのかわりㅤここぞ と
呼ばれたところへは
耳を傾けなさい

そのための場所だ

(深沙大将立像=自分のことを)
よく しっかり見なさい
記憶に残すがいい

また直(じき)に会うだろうからな

ふふふっ

また お目にかかれるということだな

素晴らしい出来栄えだ(=自分で自分の像を褒めている)】

また会えるとは 後日 深大寺(東京)に行く予定なのをご存知のようでした。
(深沙大王として祀られています)


調べてみました↓

⭐深沙大将とは、
西遊記で有名な「玄奘三蔵法師(げんじょうさんぞうほうし)」が、経典を授かるためにインドへ赴いた旅の途中、砂漠で一滴の水を得ることができず、息絶えようとしている時、流砂の中より現れて護ったとされる。


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No.160 重要文化財
降三世明王立像(福井 明通寺)
高さ2.5m

【手の印をよく見なさい

ワタシは(世においては)
目立たない存在だな】

仏像展では充分
存在感ありましたけどね。
大迫力でしたよ。
目立った目立った(笑)

手の印は 「降三世印」だそうです。 


⭐降三世明王は
五大明王の一尊で、東方に位置する。


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No.165 重要文化財
大日如来坐像(大阪 金剛寺蔵)

像の背中の 舟形光背 から
正面中央に向かって 
金色のビームが出ていました。

なので、正面に立って
手を合わせてきました。


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No.171 重要文化財
八幡神本地仏坐像(香川 長勝寺蔵)

《仏と神が混合した姿》の
八幡神 (はっちゃんと呼ばせてもらっています)

八幡神こと、はっちゃんは
以下の三種類の姿で並べられていました。

右から
僧形(そうぎょう)
如来形(にょらいぎょう)
菩薩形(ぼさつぎょう) 

どれも はっちゃんの姿を表した像です。


はっちゃん

 【意外と形の感じが変かのぉ
ここにも(ワシは)宿っておったぞ】
 
よく視ると、隣同士で横並びに並んでいる
僧形(そうぎょう)と
如来形(にょらいぎょう)が話をして
菩薩形(ぼさつぎょう)がそれに頷いていました。(笑) 


同じはっちゃん同士が分身化してる(笑)(笑) 
ギャグかと思いました。(失礼)

にんまりと 優しい おじさん風でした。

応神天皇ではなく、
八幡神本体の方でした。


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次の日記に続く


一期一会

合掌



特別展「仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝-」は3月11日まで東京上野にある東京国立博物館にて開催しています。


こちらからもご参照できます。


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