第295話

こんにちは
菊水千鳳です



ㅤ今朝、スピ友さんから以下のようなLINEが来ました。

『 芸人のキンタロー。さん、
愛犬が亡くなってしまったんだって…
私がワンコを喪ったとき、何年もペットロスだったけど、あの日記で
ワンコの気持ちを聴けて、
失った時の呪縛(後悔)から前向きになれるようになった気がしたので、キンタロー。さんに届くかわからないけど もう一度掲載してみてはどうだろうか。』
というような内容でした。


《あの日記》とは、
今から3年前に俺が書いた日記のことです。


当時、ペットロスになっていたスピ友さんの心の内を聞いて、心暖まる不思議な体験をしたのです。


当時の不思議体験日記を
こちらに掲載します。

 この日、俺は仕事が休みでした。

スピ友さんから突然連絡がありました。

『近くまで配達に来てるので、暇なら会いませんか?』ってことになり、2時間ほど スピ友さんの車の中で、ドライブがてら
スピ友さんの仕事の車の駐禁の見張り番に抜擢されました(笑) 


配達先から戻ってきたスピ友さんが
不思議なことを言い出しました。


スピ友さん

【今そこで 白い犬がいた感じがして
振り返ったらいなかったの
でも確かにいたの
あの子が来てくれたんだわㅤ嬉しいな】って。

俺は何のことだか、
【はぁ?】となりました。 

話を聞くと
スピ友さんが数年前、捨てられていた
白い大型犬のグレートピレニーズを拾って、大変な手続きを済ませ飼っていたことがあったと言うのです。


その話を聞いた瞬間、俺はフリーズしました!

いきなり、このグレートピレニーズの感情がダイレクトで入り込んできたのです!

突然、俺はフリーズ状態になり
悲しく切なくなり、この状況を話そうにも涙があふれ出そうで言葉を出せないのです!

そうこうしている間、再び 車中で一人になりました。 

すかさず、グレートピレニーズが
俺に訴えてきました。 
俺の目の前にグレートピレニーズの霊が俺の膝に前足を置いて、真剣に訴えてきました。


グレートピレニーズ

【お母さん(=スピ友さん)に伝えて!
今すぐに話してほしいの 

私が死んだときに一緒にいられなかったことを お母さんが今も自分を責めてるから 自分を責めないでって 

お母さんは 私に悪いお母さんだと思われてるって思ってるの 

だから伝えて

私はお母さんを責める気持ちなんか少しもないよって】。


これを伝えようと必死で涙をこらえていた俺が口に出せるはずもなく、ただこらえていました。

俺はゆっくりとスピ友さんに質問しました。
【何があったか聞かせて】と。


大体、次のような内容でした。  

数年前、あるお店の従業員用駐輪場に、ビニール紐で粗雑に繋がれたまま放置されていた大型犬がいました。

目はうつろ…毛並みはぼろぼろで汚れて痩せてました。

スピ友さんがその犬に
【捨てられたのなら 家に来る?】と
声を掛けたら、
グレートピレニーズは目をキラキラ輝かせたのです。 

明らかに捨てられた犬でした。

スピ友さんは、仕事帰りに引き取ろうと決意したそうです。

ところが 仕事帰りに見に行ったら、タッチの差で保健所が連れていってしまった後でした。

スピ友さんが暮らしている地域では、成犬を保険所に収容すると、飼い主でない限りは外には出せない決まりでした。
 
早速 あちらこちらに問い合わせ、様々な経緯を得て 家に迎え入れることが出来たのでした。 

3年間一緒に暮らしたそうです。 

最後は乳ガンで亡くなりました。
亡くなったときにお母さん=つまりスピ友さんは その場にいなかったことが、何もしてやれなかった後悔と罪の意識にいつまでも囚われ続けていて、そんなお母さんのことが心配で、
たまたま俺が一緒にいたので伝えてほしくて現れたみたいです。 


スピ友さんはこう言い放ちました。

【私が悪いの 最後に一緒にいてやれなかったし、もっと早く気付いていたら…
だから私が死んだら
真っ先にあの子に謝りに会いに行くんだ

私は地獄へ堕ちてもいい
私のこと 赦してくれるかな?】


グレートピレニーズが亡くなったのが5月なので、毎年この時期に気配だけ残して会いに来てくれてるんだよ、とも話してくれました。 


これを聞いて ようやくグレートピレニーズのメッセージをスピ友さんに伝えました。 

仕事の最中なのに
スピ友さん、号泣しちゃいました。
スイマセーン 俺が泣かしちゃいました(笑) 

続けてグレートピレニーズからメッセージがありました。


グレートピレニーズ

【何故 急に死ななければならなかったのか信じられない

私だって家族とずっと一緒にいたかったのに 凄く悲しいこと
 
だけど 元気を出してね

お母さんや皆の悲しそうな顔は
見たくないの

私はお母さんに拾われて
本当に大事にしてくれて
最高に幸せでしたって
お母さんに伝えて

お母さんや家族みんな
有り難うって伝えて】っと。

グレートピレニーズはまるで普通の人間と同じ感情や思考を持っている、と確信しました。 

スピ友さんに聞いてみたら、やはりそうで、まるで犬ではなく人間と同じだったと…。

ワガママを一切言わず、大人しくて理解力にたけていたそうです。

捨てられた時には 既に声帯摘出手術されていたり、体高も小さめだったり、前の飼い主に相当な酷い目にあっていたのだと推測できます。

そんなグレートピレニーズが
お母さんに拾われてなかったら、
人間不信のまま世を去っていたことでしょう。 

これを聞いて、やっとスピ友さんは罪意識の呪縛から解かれたのでした。


 スピ友さん

【ペットロスというのは
喪ったことがある人にしかわからない

涙が止まらなくなって
会いたくなって
また 抱きしめたくなって

けど 別れを悲しんでばかりではなくて出会えて
一緒に過ごした時間に感謝して
優しさ 癒し 元気をくれた
愛しき盟友にありがとうって言って しばらくお別れするけど
また別のかたちでも
再び会えたらいいなって 思えたなら
報われる気がする】 
そう言ってました。


そうだね!前を向いていける!


久し振りに胸が熱くなりましたわ。 

今回のは強烈でした。

写メをいただきました。 

少しタレ目がかって視えたのも同じ表情の犬でした。〗





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