第286話
日本橋七福神巡り~その6(番外編2)
【水天宮】にて


おはようございます
菊水千鳳です


ㅤ去年と今年、日本橋の七福神巡りをしましたが、コースの中に
《水天宮》があり、そちらに鎮座されている《市杵島姫命(又は弁財天)さま》にご挨拶に寄りました。


ㅤ去年が初参拝でした。

先ずはこの時の様子を書きます。

境内に入ると、これからママのお腹に宿ろうとする 明るい希望溢れるエネルギーが充満していました。

ㅤサァーッ!って本殿から
太陽光線が全体に放たれ、
広がっているように見えました。


 先に拝殿へ向かう参拝の列に並びました。

ㅤこの日は特別の日だったらしく、ご懐妊された方やご家族の方など、沢山の参拝者がいらしていました。


ㅤ拝殿奥から とても若い女性的?なエネルギーを感じました。

ㅤエネルギーは安徳天皇さまでした!
まだ子供?の姿ですが、魂は大人です! 神様です!

ㅤ安徳天皇さまは、檀ノ浦の戦いで、源氏に追い詰められ、
平家一門と共に海に入水して崩御された方です。


安徳天皇さまの脇に女性がいました。

と、その瞬間でした。


安徳天皇さまは俺たちに気づいた様子でした。


ㅤ安徳天皇さまは動揺している様子で、すぐさま安徳天皇さまの
側近の見守る初老の男性
物凄い形相でこちらを睨んできました。


安徳天皇さまを匿う(かくまう)かのような物々しさに包まれていました。


俺たちを警戒しています。


この初老の男性がどなたなのか、警戒されていたので特定していません。(スイマセン、怖い怖い)



ㅤ当時、俺の背後には
源氏武士団がいました。

彼らを見て、初老の男性が
壇ノ浦の戦いの続きでもしに来たのだと警戒したようでした。



ㅤ拝殿前で手を合わせてみても、
安徳天皇さまは奥へと避難してしまう始末….


初老の男性
【お主らめ!ここへと何しに来た?戦うためか?

ここを攻め落とそうとする気か?

ご覧の通り、ワシらは名を与えられ、こうした地位につき、
皆様のお役に立てるように身を投じているんじゃ】


【あっ、いえ… 俺は戦いに来たのではありません。
戦いは もはや過去なる出来事。 
戦う意思などないです。

 むしろ、過去のわだかまりに
終止符を打つべきだと思っています。】



ㅤ境内にある七福神巡りの一社、
イチキシマヒメ(弁財天)さまの社に手を合わせても、彼等からメッチャ警戒されてしまい、参拝どころではなくなってしまいました。



初老の男性
【足早にここを立ち去っていただきたい】


ㅤ安徳天皇さまは相変わらず怯えて隠れてしまっているし…


おっしゃる通りに足早にここを後にし、水天宮からほど近い位置にある《松島神社》へと向かいました。


 初老の男性は、松島神社の鳥居の前まで俺たちを目で追いかけ、警戒していました。


ㅤ松島神社の鳥居の前に立ったとき、初老の男性は再び言いました、

【お主らは一体何しに来たのだ?

何をしておる?

どこへ向かおうとしておるのだ?】


【貴方たちと争う気などはありません。 

むしろ、争いを終わらせたいとさえ思っています。
俺たちは七福神巡りをしに来ただけです。
神様の声を聞きたくて
参拝したりしているだけです。】



初老の男性
【ムムゥ…】
と腕を組み、それでも警戒の眼差しを捨ててはくれませんでした。

妙に考え込んでいた様子でした。



△▼△▼△
そんなことから早1年が経ちました。
▲▽▲▽▲


そして、今年 再び水天宮へ。

ㅤこの日は普通の平日の日だったので、境内の参拝者はまばらでした。


境内に入った途端、直ぐに彼等に気づかれました。


すかさず、俺
【争いごとが無くなりますように】と拝殿前で願ったら

安徳天皇さまは目をクリっとさせて、キョトン、ポカーンとして
俺を見ていました。


ㅤビックリした様子と、戦う意思がない俺を見て、安徳天皇さまは喜びが込み上げてきたみたいでした。


安徳天皇さまを安心させた様子を見て
初老の男性は
【実にいい心掛けだ

安徳天皇を喜ばせたことを評価している】

と満足げなご様子でした。


どうやら警戒心が解かれてきたようです。 
良かったです。


ㅤこうして、嬉しい気持ちを抱きながら、この場を後にすることができました。


とまあ、こんな出来事があったのを思い出したので書いてみました。




次の日記(番外編3)
【三光稲荷神社のお狐さん】
に続きます。



日本橋七福神巡り
その1 その2 その3 その4 その5ㅤはこちらからでもご参照できます。


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