河内家菊水丸 河内音頭



H24年12月25日、大阪警察病院で名医 鳥正幸先生の執刀により、ステージ4の甲状腺癌の手術を受けました。私が生まれた病院です。


此の録音は、12月21日の入院を控えた16日、ギタリスト 石田雄一さんのブルーキャットスタジオでの収録。石田さんには病状について打ち明けてはいましたが、流石にステージ4と云う事を伏せていた為に、トークでは命に関わることでは無いなど、心配をかけない為にぼやかしている部分がございます。本来なれば、50代のうちに発売する予定だった『河内家菊水丸大全集 新聞詠み&古典ネタ 三十五席十枚組』の特典ディスクの音源と考えていたのですが、コロナウイルス感染拡大により、レコーディングが中断。再開には時間を要するので、10年の節目にYouTubeで短縮版を公開する運びとなりました。ちなみに、CT画像は甲状腺に巻き付くような形で癌細胞が写っています。首を真横に切り、これら全てが名医によって取り除かれ、再発の原因となる取り残しは全く無く、抗がん剤治療も一度も行わずに、10年を迎えられた次第です。


(写真)H24年12月16日の昼間に出演の兵庫県川西市小花 三角公園で開催『かわにし能勢口まつり 防犯フェア歳末感謝祭』。声の記録を録音する昼間の舞台。これが、手術前に人前へ出たラスト。入院時に風邪をひいていると、手術が延期となるので、物凄く着込んでいます。マフラーを巻き、手袋を着用していているのも其の為です。