3月31日木曜日〜その12




(写真提供 河内音頭記念館・撮影 石田裕二さん)硬膜外血腫を乗り越えて、腹から声を出し、初代真山一郎師匠の裏声を踏襲しながら、さまざまな先人達の節も取り入れている、総体的にきっちりとした作品でした。浪曲が好きやねんなぁ…の一言に尽きます。合三味線の沢村さくらさんは、私が若き日に接した昭和の曲師を彷彿とさせる此処一番の決めの手に、懐かしい気持ちになりました。きっちり修行した方の音は嘘をつかない。