12月23日木曜日〜その19



演歌浪曲の覇者 初代真山一郎師匠が、今月13日にお亡くなりになられました。享年93。ただ一度、東大阪市長瀬町の盆踊りで河内音頭のギターを弾かせて頂いたのが、S54年8月18日。当時、私は16歳。真山師匠が51歳。大切な思い出です。思えば、ステイホームでの浪曲研究でコレクションする商品化作品を全て聴いたのが今春。そして、澤田隆治さんより私が譲り受けたローオンレコードのマスターテープを、孫弟子の真山隼人さんにお渡したのが今秋。冬至を前に訃報に触れ、これで私が浪曲大会の会場で生で聴いた大看板の初代京山幸枝若、春野百合子、冨士月の栄、そして真山一郎の各師があの世ヘと召されました。昭和は遠くになりにけり。合掌。



★私の真山一郎カセットテープ録音コレクション。
『幡随院長兵衛』ABC-R「おはよう浪曲」
『大石妻子別れ』S63年6月3日 奈良市史跡文化センター「浪曲大会」
『刃傷松の廊下』ABC-R「おはよう浪曲」
『落城の舞』ABC-R「おはよう浪曲」
『ああ広島』NHK-R「浪曲十八番」
『風雲赤城山』NHK「浪曲十八番」



(写真)S55年11・12月号『芸能総合紹介誌 SHOW in JAPAN 音楽 NO.74』。
(写真)S56年9・10月号『芸能総合紹介誌 SHOW in JAPAN 音楽 NO79』。