11月11日木曜日〜その8




P311〜320「時津風定次」は、69連勝の大記録を真剣勝負で打ち立てた角聖 双葉山関が、理事長就任直後の対談。70連勝成らずの安芸ノ海戦は、不用意なところがあったと忌憚なく語っておられる。投げに行く体勢じゃないのに、強引に投げに出たということが、敗因であり、不用意なことになるとの発言を徳川夢声名人は引き出している。改革も、行司が各部屋に所属すると私情が含まれる軍配となるので行司部屋を設立。桝席の一部をイス席に替えて、いよいよ次に手を付けるの画相撲茶屋の制度問題。夢声名人の言葉から察するに、何となく抵抗勢力の影が見え隠れする。




(写真)H14年4月26日、東京都台東区の上野文庫より購入した、戦前・戦後の浅草公園奥山 松邑しるこ店のサイン帳。其処に記された、現役時代の双葉山定次関の万年筆でのサイン。これは、まさに珍品。