2月16日火曜日~その8



『三四郎』を読む。



(写真)あらゆる人が書いている四代目柳家小さんに対する漱石の礼讃の文章がP42に有りました。これを確認するために、此の一冊を読んでいたのです。私が初代京山幸枝若名人に抱いた気持ちと全く同じ。いつでも聴けると思っているから、浪曲師も河内音頭取りも、あえて聴きに来なかった。私は、聴けなくなる日が必ずくる。だから、追っかけて追っかけて聴いたのです。
(写真)菊水丸コレクションより、H14年4月26日、東京の古書上野文庫本で購入した、浅草公園奥山の松邑しるこ店 旧蔵のサイン帳。其処に遺した四代目小さん師匠の一筆。隣は作家の佐々木邦氏。