2月15日月曜日~その3



『芸と噺と落語を考えるヒント』第九章「桂文字助ー成就をもとめぬ、落語的エッセンスの体現者」、第十章「笑福亭松之助ー師匠・松鶴、弟子・さんま/人間はひとり、諦観とともに」、特別編 その一「川柳川柳ー落語家の聖書」、特別編 その二「桂吉朝ー清浄なる高座」を読む。吉朝さんとお会いした事は、大勢が集まる中での同席を除いて、一対一と云うのは、旧サンケイホールの満員のエレベーターに乗り合わせた時、挨拶を交わした一度きり。文中では、最後の高座となった国立文楽劇場での「米朝・吉朝の会」を客席で著者が聴いた事が記されている。



(写真)菊水丸コレクションより、桂米朝師匠の色紙。吉朝さんの噺家人生の締め括りが二人会だった事については、米朝師匠が淡々と語っておられる新聞記事をスクラップしています。