2月18日火曜日~その4



(写真①②)東映の日下部五朗プロデューサーがお亡くなりになりました。私は、H15年2月3日、京都市中京区先斗町の創作料理 味がさねでの、KBS京都テレビ『とっぴもナイト』の収録でご一緒しています。

(写真③④)報道によりますと、第36回カンヌ国際映画祭 パルムドール受賞の『楢山節考』や『鬼龍院花子の生涯』が代表作としてクローズアップされていますが、私はポスト藤純子として鳴り物入りでデビューした中村英子の初主演作『緋ぢりめん博徒』が好き。菊水丸コレクションのポスターにサインを記して頂きました。

(写真⑤⑥)『日本の黒幕』。ビデオボックスには、資料として「宮崎哲弥のDVD教養主義」(H23年1月20日週刊文春)コラムを切り抜いて封入しています。

(写真⑦)『日本任侠道 激突篇』も好みの作品です。
(写真⑧⑨)『仁義なき戦い 浪漫アルバム』杉作J太郎・植地毅(H10年5月31日徳間書店)は熟読した一冊。見開きには、日下部さんの署名入り。挟んであるのは、名刺と「今週のディープ・ピープル 映画 仁義なき戦い を語ろう」日下部五朗×八名信夫×杉作J太郎(H24年6月2日週刊現代)。

(写真⑩⑪)お会いした後に、日下部さんより「日本映画 最後のプロデューサー わが映画稼業繁盛記」が掲載された、H15年1+2月号小説現代が届きました。

(写真⑫)そして、日下部プロデューサーの代表作『極道の妻たち』シリーズ。毎日放送ラジオ『朝はトコトン菊水丸』にレギュラーで出て下さっていた、原作者の家田荘子さんのサインも入っています。
(写真⑬)実は『極妻』シリーズが、高島礼子さんの主演となった「赤い殺意」には、冒頭の盆踊りシーンに菊水丸一座も出演しています。収録は、H10年12月3日、京都市右京区太秦の東映京都撮影所で行われました。
(写真⑭~⑯)12時に俳優会館入り。先ずは、録音スタジオにて劇中河内音頭 2パターンをレコーディング。此の時点では、映画のタイトルは『極道の妻たち 美しい獣※仮題』でした。


(写真⑰)京撮の正面入口の駐車場に組まれた特設櫓。夕刻にリハーサル。河内音頭は、前もってレコーディングした音源を流しながらのアテレコ。和太鼓、ギターも同様でアテブリ。真冬に真夏の場面を撮る。監督の「はい、テスト!」の声で羽織っておいたダウンジャケットを脱いで、暑そうに汗を拭いながら歌うのですから、不思議な世界。兎に角、寒かった事しか覚えていません。
(写真⑱)間も無く本番。野川由美子さんと渡嘉敷勝男さんと談笑。
(写真⑲)撮影が終わったのは、日付が変わった夜中の1時でした。
(写真⑳)H11年3月6日、東京都新宿区歌舞伎町の第二東亜会館 地下の新宿トーアにて、映画『極道の妻たち 赤い殺意』公開初日の舞台挨拶に出席。右は主題歌を歌った島津亜矢さん。
(写真21・22)舞台挨拶を終えて、主演の高島礼子さん&関本郁夫監督と控室にて大阪新聞『菊水丸がゆく!!』と名古屋タイムス『菊水丸芸能交遊録』連載用の対談を併せて行いました。両方の紙面に写る3ショットでは、吉本興業が販売した私の歌声の出るキーホルダーの宣伝もさりげなく絡ませています。苦労しまっせ。続いて、毎日放送ラジオ『冬眠返上菊水丸』用のインタビューも収録したのです。撮影現場、舞台挨拶でも日下部プロデューサーとはお会いしませんでしたなぁ。漸く4年後の『とっぴも』収録で初の対面が叶った、日下部五朗さんのご冥福をお祈り致します。