5月17日金曜日~その2




(写真)15日付、スポーツニッポン連載「菊水丸店主 珍宝堂」


※提出原稿
元号が令和と改まって最初の大相撲夏場所。注目は、やはり新大関の貴景勝関です。
思えば、3年前のこの五月場所が新十両。場所後に開催された昇進パーティーでは、私が乾杯の発声を仰せつかり「現在は本名の佐藤ですが、この先どのような四股名が付けられるのか、とても楽しみです。個人的には二代目貴花田も良いのではないでしょうか」と申し上げた記憶があります(写真①)。貴乃花親方(当時)は「もう四股名は決めていますよ」とニッコリ。囁くように耳元で「佐藤は必ず大関になります」と断言されました。それが現実となり、やはり平成の大横綱の眼力は凄いなぁ…と改めて思う次第です。
パーティーの翌場所から、私の住む南山城村に番付表が届きます(写真②)。その変遷をたどりますと、最初は佐藤貴信。幕内に上がって貴景勝光信。途中、名無しの封筒が2回届いたのはご愛嬌。やがて、住所と共に貴乃花部屋の印鑑が付き、千賀ノ浦部屋へ変わって印字となり、今場所は大関 貴景勝光信。こうして18場所の封筒を並べてみますと、成長の過程が判り、感慨無量であります。