1月17日木曜日~その1




(写真)昨日のスポーツニッポン連載「菊水丸店主 珍宝堂」

※提出原稿
♪大阪名物数々あれど
通天閣に大阪城
吉本漫才と粉もん文化
ヨンホーホーイホイ
(お囃子)イヤコラセードッコイセ~

これは、私の河内音頭の謳い文句のひとくさりです。お好み焼きでお馴染み、名代の千房。その創業者の中井政嗣会長(写真①)と初めてお目にかかったのは、平成5(1993)年3月29日の14時~15時。小学5年生から欠かさず付けている日記帳を紐解きますと、京都府相楽郡南山城村の我が家を設計して下さった宮後建築事務所の宮後健先生から「実は千房さんの道頓堀ビルを設計させて頂いたので、これも何かの御縁ですから、河内音頭で中井社長(当時)の半生記を作ってくれませんか?私からプレゼントしたいので」とのご依頼受けたと記してあります。その日の内にカセットテープ「中井政嗣 若き日の物語」の制作が決定。台本も完成。あとはレコーディングを残すのみというところで、宮後先生が急逝され、お蔵入りとなったのです。
昨年末、千房グループ45周年記念式典にて「中井政嗣 若き日の物語」を25年の時を経て御披露目することが叶いました。そして、中井会長の発案で、パーティーのコンサートの部で演奏する大阪桐蔭高等学校の吹奏楽部174名の皆さんとのセッションも実現したのです。総監督の梅田隆司先生の指揮により、お祝いの「河内音頭」を口演。さすがは日本一の吹奏楽部。優秀なる生徒の皆さんが難解な節回しを譜面におこして下さいました。まさに珍宝なり(写真②)。
人と人との御縁の有り難さを感じた次第です。