9月22日土曜日~その23



(写真)5日付、スポーツニッポン連載「菊水丸店主 珍宝堂」


※提出原稿
台風と豪雨に泣かされた今年の「河内家菊水丸 河内音頭 盆踊りツアー」は、私が館長を務める八尾市本町の河内音頭記念館前で9日に開催する「平成最後の踊り納めの盆踊り大会」にて全日程を終了します。そのシーズンの最中に録画したNHK『第50回 思い出のメロディー』を見ておりますと、4月に亡くなった朝丘雪路さんの大ヒット曲『雨がやんだら』が流れてきました。これは、私の両親が離婚した直後の小学3年生の時に大ヒット。♪雨がやんだら お別れなのね 二人の思い出 水に流して…という歌詞は子供心に大人の世界の複雑さを何となく感じたものです。時を経て、この名曲を耳にしますと、当時の八尾市長池町の家の間取り、匂いまでもが甦ってくるのです。まさに歌の魔法でしょう。
朝丘雪路さんとは、平成13(2001)年12月7日、名古屋の御園座の楽屋で初めてお目にかかりました(写真①)。『雨がやんだら』のレコードジャケットにサインを記して頂きながら(写真②)「わたし、河内音頭が大好きなんです。以前、音楽だけでしたが、舞台で踊りました」と、地元紙の対談を記録したDATテープには肉声が残っています。芸能生活50周年を迎えられた年でもあり、記念の湯呑を頂きました(写真③)。これらは、私の珍宝として、京都府南山城村の地下資料室に大切に保管しています。