6月22日金曜日~その9



幕が上がりて、一席の口演。



本日の外題「馬の足」



(写真)第十回記念の特別プログラムとして、映画「田中徳三監督 少年河内音頭取り物語」を上映しました。



※独演会パンフレットの挨拶文より抜粋
今回は第十回記念として、百派千人と言われる河内音頭の世界と菊水丸がどの様にして出会い、プロ活動に至るのかを描いた映画「少年河内音頭取り物語」を特別上映する運びとなりました。此の物語は、所属する吉本興業の創業100周年プロジェクトとして制作され、平成十九年度の「アジアン映画祭」出展作品でも有ります。主演は、私自身が子供の頃に好きだったスーパーアイドルのキャンディーズのスーちゃんこと田中好子さん。母役を演じて下さっています。脇を固めるのが、松竹新喜劇の高田次郎さん、東映のお姫さま女優 三島ゆり子さん。吉本からは、西川のりおさん、ザ・ぼんち 里見まさとさん、美容番長 シルクさん、吉本新喜劇より池乃めだかさんと井上竜夫さんがゲスト出演。更に、銀幕の世界華やかなりし頃の大映のドル箱シリーズ『悪名』『眠狂四郎』『兵隊やくざ』を世に出した名匠 田中徳三監督がメガホンをとられた贅沢布陣で御座います。
撮影から十年が過ぎて、残念なことに田中好子さん、井上竜夫さん、田中徳三監督は既に天国へ召されています。特に田中好子さんにとっては生涯最後の主演映画です。87歳だった田中監督も生涯最後の作品となりました。
此の映画の内容の如くに初心を忘れず、今回の第十回を一つの通過点に、これからも芸道精進に励みますゆえ、来年以降もご贔屓の程、宜しくお願い致します。



19時40分終演。