12月10日日曜日~その4



(写真)6日付、スポーツニッポン連載「菊水丸店主 珍宝堂」



※提出原稿
毎年、九州場所が始まると、来年の大相撲カレンダーが角界関係者より届きます。概ね八月の夏巡業あたりに撮影を終えますので、日焼けした関取衆の逞しい姿に見惚れる次第です。て、別に私ゃその気はありませんが…。
何と言っても、相撲協会看板力士の横綱には、別格のスペースが割かれています。勿論、傷害事件を起こして引退に追い込まれた日馬富士関も不知火型の土俵入り姿で5・6月の頁に堂々の登場です。印刷を終えてから引退したケースは数多あるのですが、暴力事件で警察沙汰になっての引退となると、平成22(2010)年版の朝青龍氏以来となりましょう。
横綱は御神体です。品格力量抜群と認められた歴代71人の中から2人も暴力事件で引退とは…。朝青龍と日馬富士を認めた当時の横綱審議委員会のお偉方にも責任が問われなければならないと思います。メンバーが揃ってお詫びの記者会見を開いて下さい。その時には、各々が私の写真の如く珍宝となってしまった朝青龍&日馬富士の姿が残ったカレンダーを手にして、表情もこんな感じで「のこったのこったは土俵の上だけで、不祥事でカレンダーにのこったのこったは、三度と繰り返しません」と…。