11月20日月曜日~その11



(写真)1日付、スポーツニッポン連載「菊水丸店主 珍宝堂」



※提出原稿
今週の月曜日、7月21日にお亡くなりになった平尾昌晃さんの「歌唱葬」が営まれたニュースをワイドショーが報じていました。それを見ながら、ロカビリー全盛期を全く知らない世代ゆえに、五木ひろしさんの「夜空」が『輝く!日本レコード大賞』の大賞を獲得した時に「作詞山口洋子、作曲平尾昌晃、では歌って頂きましょう」と司会の高橋圭三さんの名調子でアナウンスされた時に平尾さんのお名前をインプットした事を思い出した次第です。その時、私は小学5年生。畑中葉子さんとデュエットされた「カナダからの手紙」が『ザ・ベストテン』にランクイン。歌が上手くて格好ええなぁ…と思ったのは中学3年生でした。
時が流れて、少年時代より習い覚えた河内音頭で生計を立てる事が叶い、平成7年9月3日の八尾市八尾木町盆踊り大会に、何と平尾昌晃さんがフラリと遊びに来て下さったのです。これが最初で最後、たった一度のご対面。実は黒木千里さんと云う天才少女歌手の自宅へレッスンに来られた夜、宿泊先の温泉旅館が会場の近くだったのです。櫓へ上がって「うちの息子が菊水丸さんのCDを持っていますよ」と激励のお言葉を頂き大感激(写真①)。
この原稿を書くにあたって、平尾作品で大好きな伊東ゆかりさんの「恋のしずく」(写真②)、小柳ルミ子さんの「瀬戸の花嫁」(写真③)、五木ひろしさんの「夜空」(写真④)のレコードを聴き直しました。やっぱり名曲ですなぁ。