4月11日火曜日~その1




5日付、スポーツニッポン連載「菊水丸店主 珍宝堂」



※送信原稿
横綱稀勢の里が13日目に負傷。強行出場の末に逆転優勝を果たして幕を閉じた大相撲春場所。昭和・平成を通じての大横綱貴乃花親方が膝を負傷しての強行出場優勝で見せた、あの鬼の形相と重なるような感動の千秋楽でした。私はその夜、貴乃花部屋の打ち上げ祝賀会に出席。貴乃花親方に「稀勢の里、やりましたね」と申し上げると「凄かったですね」とニッコリ(写真①)。
思えば、場所前の本紙でのスペシャル企画の対談でも触れておられた稀勢の里関への期待。そして、弟子育成論も入幕二場所目の貴景勝関が初の三賞・敢闘賞を受賞。将来の大器と噂も高き幕下の貴源治君も十両昇進が決定。着実に先代(元大関・貴ノ花)イズムが継承されていることが証明され、今までにない活気に満ち溢れたパーティーでありました。
勿論、珍宝堂主人として、対談掲載面にサインを記して頂くことを忘れませんでした(写真②)。これ、実はカメラマンの方が「菊水丸さん、日課で四股を踏んでおられるのですよねぇ…ブログで読みました。ちょっとお願いします」と無茶ぶりされたのです。高校へは相撲部の推薦入学だったと言うても、所詮はアマチュアであります。天下の大横綱の前で踏めまっか[?]躊躇していると「では私が…」と、これこの通りに現役時代さながらの第65代日下開山の美しい四股をご披露下さったと云う裏話を付け加えさせてもらいます。汗かきましたわ。はい。