5月18日水曜日~その12



少し眠気を感じて、道中の神戸線 京橋PAで仮眠。C・C・Lemonを飲み、完全復活。20時15分、大阪市大正区三軒家の藤川プロダクションを訪ねる。療養中の二代目ケン坊社長を見舞う。



(写真)5年前に突然の病に倒れられて、ずっと痺れが続いているとの事。私が癌手術を受けた際には、ご自身も大変なのに激励の電話を頂きました。ずっと気には成っていたのですが、自宅療養のお見舞いは、私も全てお断りしていたので気持ちが解り控えていたのです。ところが、数日前に「御大の浪曲と河内音頭が聴きたいんですわ」と連絡が入り、音源を持参した次第です。御大とは、昭和の名人 初代京山幸枝若師匠。ケン坊社長の父は、10歳の時に亡くなった浪曲名人の藤川友春師匠。御大は友春師に随分とお世話になり、未亡人が立ち上げられた藤川プロダクションに専属として生涯を通されたのです。ケン坊社長は、お母さんから「私達が生活出来るのは幸枝若先生が居てくれるからや」と朝な夕なに聞かされて育ったと仰います。私が尊敬してやまない幸枝若師匠の追っかけをしていた20代の前半から、身内の様に思って下さり、御大の余命を私には教えて下さいました。其の一部始終は『河内家菊水丸の世界まんゆう記』(H13年7月15日
第三書館)に書いています。此のツーショットは、角聖と呼ばれた横綱双葉山関と並ぶ藤川友春師匠。ケン坊社長にそっくりですなぁ。



21時25分、失礼する。