本命出ず、抱卵イサキをお土産に | 磯人の釣り釣れ報告

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マダイ・イサキを釣りたいな  ---カゴ師の磯釣りてん末記---

令和6年5月8日 大潮 旧1日 晴れ一時曇り

 

 溶岩が冷えて固まったような黒い岩と、西海鹿島あたりから見え始める黒色がかった紺碧の海は、佐田岬の海とは一味違った雰囲気を醸し出します。今回は中泊港から出船、このエリアでは夕釣りが始まっているため、昼釣りは5時出船、12時納竿までの釣りとなります。

 

 磯上がりしたのは5時20分、満潮予定は6時45分頃で、まだ速い満ち潮が流れています。ゆっくりと仕掛けを作り、釣り開始です。満ち潮が緩んだ6時10分、道糸を巻き取りかけた針に飛びついたのは33cm、オスの若イサキです。

 潮流の止まりかけた6時30分、磯に向かって弱く押してくる流れの中で、ウキがスッと沈みます。弛んでいた道糸をあわてて巻き、『カラ振りか!』と焦ってアワセを入れると魚信が返ってきました。釣れたのは38cmの抱卵イサキ、これは歓迎です。

 引き潮に替わって、南西向きの流れでイサキの37cmを追加しました。

 午前8時、釣り座正面、30m沖の近場にあったウキが消えました。引き寄せる途中の“引き”は頭を振るような反応です。『おおっ、これは!』と期待しましたが、磯前に浮いたのはマダイならぬ青ブダイ、ガックリです。

 ナガハエ先端には、フカセ師さんが1人で竿を出していました。引き潮の激流で、イサキの33cm級がよく釣れていました。でも、<イサキの良型を狙うなら、フカセよりカゴで遠投する方が良い>、私はそんな拘りを持っています。

 9時30分、小地の小三角向きに流れていたウキが沈みます。魚の抵抗感から、『やっと中型真鯛がきたか?』と思いましたが、釣り上げたのは40cmほどの抱卵イサキ。

 引かれ潮の動きが良く、魚族の活性が高いようです。サシ餌はほぼ毎投ごとに、取られています。そのような状況の中、2投ほどサシ餌が針に残りました。3投目、約5m流れたウキが横に寝ました。あれっ?と思って道糸を巻くと魚信あり、針掛かりしたのは青物です。磯前に引き寄せ、自ら玉網ですくったのは53cmのヤズでした。

 本日は大潮、旧暦1日です。午前11時前にはかなり潮位が下がっていました。釣り座の背後、北西方向に見えるのは小横島、カゴ釣りの名磯デッパリは空いているのかなぁ・・・・。

 その後、33cmのオスイサキを追加、さらに11時15分に39cmの抱卵イサキがきました。これならOKです。

 引き潮は続いていますが、今日はここまで、11時30分には道具を収納して、岩やカメノテに絡んでいるハリスなどを集めました。そして、腰を下ろして一休憩していた12時15分、予告どおり迎えの渡船が到着、道具一式を積み込んで離磯しました。

 真鯛狙いだったため、ウキ下は深め、太仕掛けでの釣りでした。マキ餌にアミエビを混ぜて、始めから狙いをイサキに絞っていれば、もっと数を出せたと思います。

 今回は本命不在、昨年末から不調が続いています。クーラーの中に“赤い色”が無いのは寂しいですが、お土産の抱卵イサキ、松山のスーパーでは35cm弱を1尾1,000円で売っていました。次ぎの中泊行きは“梅雨時期のイサキ狙い”かな。

 

 ところで、中泊エリアでは、諸経費高騰のおり、渡船料を1,000円UPしました。でも弁当・見回り便はカットされたままです。これって・・・・。