桜鯛はお預け | 磯人の釣り釣れ報告

磯人の釣り釣れ報告

マダイ・イサキを釣りたいな  ---カゴ師の磯釣りてん末記---

 令和6年2月7日 中潮 旧28日 晴れ後曇り

 

 何度かの計画が諸事情で延期となっていましたが、やっとTURUさんと中泊の沖磯で竿を出すことができました。私にとって、真鯛、ハマチを狙っての小横島の磯釣行は、平成26年2月以来です。

 

 お世話になったのはえひめ渡船さん、十数人の釣り人が乗船しましたが、カゴ釣りは私たちだけです。少し寂しくもありますが、その分、一級磯に上がる確率は高くなりました。

 釣り開始は7時15分、すでに引き潮が流れています。引き本流へ引かれる潮を攻めるべく、右側から仕掛けを流していた私のウキが消えました。針掛かりしたのは34cmのイサキ、近年の中泊は1年中イサキが釣れています。

 わくわくする引き潮が、磯をかすめて南へ流れています。TURUさんは青物を狙って、大型のカゴでマキ餌を入れながら、その中に仕掛けを流していきます。

 テンションが上がっているのが伝わってきます。この人は本当に“釣り”が好きなんだ。

 引き潮を攻めるTURUさん

 次第に北風が強くなってきました。磯に当った波が砕け、たまに飛沫となって身体に飛んできます。

 10時過ぎ、磯から約40m先でウキが沈みました。釣れたのは37cmのイサキ、今日の本命魚ではないので、気分は上がりません。

 11時には干潮を迎え、潮替わりになったはずですが、潮流は引き潮と同じ方向へ流れています。急流ではありません。このような満ち潮は初体験です。

 12時過ぎ、約150m先まで流していたTURUさんのウキが消えました。

「大丈夫、抜き上げられます。」

との声を制して、玉網ですくってあげたのは、46cmの真鯛、5号竿ではちょっと物足りなかったかもしれません。

 TURUさんが釣った真鯛

 TURUさんは中型真鯛を2匹と、イサキ1匹を釣り上げました。本命の青物は出ませんでしたが、白桜色が眩しい綺麗な真鯛でした。

 TURUさん

 本日の魚の喰いは渋かったです。エサ取りは少なかったようで、仕掛けを150mほど流しても、サシ餌が残って戻ってくることが多かったです。

 また、ウキが入っても、空振りが数回ありました。

 今回は、干・満時間を考慮して、前日にイキツキからデッパリに変更しました。潮時間の読みは正解で、二人とも昼弁当を食べることも忘れて竿を振り続けたのですが、残念ながら大物釣果を得ることは叶いませんでした。

 

 海水温度はまだ下がりきっていないと思います。でも、3月に入れば、乗っ込み真鯛の群れが中泊に到着しているはず。もう一度、中泊の沖磯で竿を出しましょう。