アドビのAIRはゲームのやり方を変える--アドビが

2008年の事業戦略を説明

http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20368291,00.htm

アドビのAIRはゲームのやり方を変える--

アドビが2008年の事業戦略を説明 アドビ システムズ代表
取締役社長のGarrett J. Ilg氏は2月27日2008年度の事業戦略
を説明する場で「Adobeは今までのゲームのやり方を変える。
つまり、ブラウザを超えていく」と表明した。同社はベータ版での
提供が続いていたAdobe Integrated Runtime(AIR)の正式版を
2月25日にリリースしたばかりだ。

シャープが導入したAirアプリケーション(数字は全て架空のもの)
記事・写真引用元 CNET


去年より、話題になっていたAdobeの新しいプラットフォーム"AIR"
これ個人的に楽しみにしていたんですよねー。

画面が美し過ぎます。。。 

どうしてもビジネスアプリって、アメブロとか楽天などのBtoCに
比べてみると、Usabilityに問題点があると以前から言われて
おりましたが、上記のようなUIが基幹システム(SAPなど)に採用
されたようです。今までのシステムとは違った、ストレスフリーな
印象を受け取りました。

ITシステムとして、ROIの責任が厳しい法人市場ですが一度導入
すると保守・運用ビジネスに、チェンジしなくてはいけない現状から
「これから付加価値を付ける(儲けるには)どうしよう・・・」というSIerの
根本的な問題の、現時点での解答に感じます。
 
先日のLUNARR といい、以前よりも極端に使い勝手の良い
サービスのリリースは、私的にも刺激になって楽しみです。

ちなみに、AIRみたくRIA(Rich Internet Application)が市場の
トレンドになっていく、と仮説を立てると、よりユーザー側にとって
言語化出来ない視覚表現を、今まで以上に追求していく事が
これからの、競争の大きな流れになっていくのでは無いかと
考えております。

現時点では、Googleの検索エンジン上でビジネスをおこなって
いかなくてはいけない状況から、テキストが中心のサイト設計に
ならざるを得ないのは、本当にユーザにとっての利便性と
言えるのでしょうか?

広義の意味での"IT業界"のイノベーションとして考えると
自分たち(国内サービス)でサービスレイヤーの土俵を
構築していかなくては、彼らにお金を儲けさせているだけで
結局は終始してしまいます。

その点から見てみると、米国のサービスはプラットフォームを
構築するのが上手ですよね。

●Google ●Myspace ●youtube ●facebook ●Second Life

ざっと考えても、これだけメジャーな名前が出てきます
特に上記中3つは、ここ2~3年前には存在していません
でした。彼らのベンチャー精神には頭が下がります。


アメブロや楽天のような、サービスの更なる向上や、まだ見ぬ
(メジャーになっていないなどの)プラットフォームビジネスの
存在が、必要になっていかなくてはと感じます。

そう言う意味で、docomoのiモードは


モバイル+インターネット


という組み合わせの、世界初のビジネスモデルとして、欧米諸国
には真似できない優位性があり、当時現場を仕切った、夏野剛
執行役員は、個人的に英断だと思います。

でわでわ。

【補足】AIRの詳細↓
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20070626/275902/