滋賀・野洲市で男児がトラックにはねられ意識不明
悲惨な事故現場、男児の命は？
11日午後3時10分頃、滋賀県野洲市行畑の信号交差点で、小学2年生の男児がトラックにはねられ、意識不明の重体となりました。
男児は、下校途中、自宅近くで横断歩道を渡っていたところ、直進してきたトラックと衝突しました。
現場はJR野洲駅から南約600メートルの地点で、信号のある交差点です。
事故当時は、男児が青信号で渡ろうとしていたのか、トラックが信号無視をしたのか、警察が詳しく調べています。
男児は頭を強く打っており、意識不明のまま病院に搬送されました。
搬送先の医師によると、命に別条はないものの、重度の頭部外傷を負っており、意識が戻るかどうかは不透明とのことです。
逮捕されたトラック運転手、その言い分は？
トラックを運転していた27歳の男は、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕されました。
男は容疑を認めており、「前方不注意で男児を見落とした」と供述しているとのことです。
男は、滋賀県内の運送会社に勤務しており、事故当時は仕事で荷物を運搬中だったとみられます。
警察は、男の勤務状況や、事故当時の車速なども含めて、事故原因を詳しく調べています。
痛ましい事故、再発防止策は？
今回の事故は、信号のある交差点で発生しており、ドライバーの安全確認が徹底されていれば防げた可能性があります。
近年、歩行者や自転車が巻き込まれる交通事故が頻発しており、社会問題となっています。
警察は、今回の事故を教訓に、信号無視や速度超過などの交通違反の取り締まりを強化するとともに、ドライバーへの安全運転指導を徹底していく必要があるでしょう。
地域住民の不安と怒り
事故現場周辺の住民からは、「信号があるのに、スピードを出しすぎる車が多い」、「横断歩道を渡ろうとしている歩行者に注意を払わないドライバーがいる」といった声が聞かれました。
今回の事故を受け、地域住民からは、再発防止を求める声が上がっています。
男児の回復を願い、二度と起こらない悲劇へ
男児が一日も早く意識を回復し、元通りの生活を送れることを願うばかりです。
そして、今回の事故を教訓に、ドライバー一人ひとりが安全運転を心掛け、二度とこのような悲劇が起こらないよう、社会全体で取り組んでいく必要があるでしょう。
