ご存知でしたか?
50歳未満で発症する
がんが世界的に増加しとるコトを。。。
米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院と
ハーバード大学医学大学院の
荻野 周史 氏らによると・・・
1990年代以降、
50歳未満の成人で、
14種類のがんの発症率が
世界的に上昇傾向にある。
Nat Rev Clin Oncol. より抜粋
と。
その14種類のがんとは
大腸、食道、胃、胆管、胆嚢、
肝臓、膵臓、腎臓、
乳房、子宮内膜、頭頸部、甲状腺、骨髄、前立腺のがんなんじゃそうです。
また
増加が見られる国は
米国、カナダ、スウェーデン、
イギリス、エクアドル、韓国、
ウガンダなどの国々じゃったそうで。
で、
増加しとるがんの多くが
消化管に沿って発生しとると。
つまり
食べ物じゃとか食習慣みたいなモノが
影響しとるんじゃなかろぅか?と。
ここで出てくるんが
腸内細菌叢。(ちょうないさいきんそう)
腸内細菌叢ってのは
主に消化管に生息する
膨大な数の細菌のコトで、
耳にしとる方も
多いと思いますけど、
腸内細菌は
免疫系に働きかけたり、
炎症を抑えるのに重要じゃったり。
腸内細菌の
バランスが悪ぅなると
免疫が働かんかったり
炎症が慢性化したりして
傷付いた細胞が
がん化してくんじゃなかろぅか?
と。
増加しとる国々の中に
日本が入っとらんかったのは
日本の和食ってのは
腸内細菌を生かしやすい
食事なんですよね。
腸内細菌のエサとなる
食物繊維が豊富で、
しょうゆやみそ、
ぬか漬けなどの発酵食品から
細菌そのものを摂り込む食事。
とは言え、
近年の日本国では
食事の欧米化が進んで、
先に挙げた国々の食事に
近付いていっとるのも事実でしょう。
今の段階では
これまでの歴史の貯金で
それでもまだ
和食をいただく機会も
多いんでしょうが、
欧米食に慣れた子どもが
大人になる頃には
食卓に並ぶほとんどが
欧米食になっとるかもしれん・・・
そうなれば
14種類のがんは
同様に増えるんでしょうね・・・
食の好みって
幼少期のうちに
ある程度、確立しちゃう
部分ってあると思うんですよ。
小さい頃に
食べ慣れてた味って
その後の食卓に
大きな影響を与えると思う。
だからこそ
大人は
子どもの食事に
気を配ってあげなきゃイケない。
できるならば
手作りの和食を。
すべてにこだわるコトが
できんかったとしても
しょうゆやみそ、塩なんかの
調味料だけはホンモノを
使うようにするとかね。
とは言え
現代は忙しく
時間に追い回されとりますから、
食事を作ったり
みんなで食卓を囲む時間が
確保できる社会の醸成なんていう
社会的なみたいな
大きいコトも
言わねばならんのかもしれませんが、
まぁ
まずは自分でできる
身の回りのコトから♪
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