子どもに育てられ
保護者に鍛えていただいた
教員時代
私が
どんだけ時間をかけて
身銭を切って
勉強したと思ってんのーって話
わたくし、
新卒1、2年目は特に酷くてね
出来が悪すぎて
どう頑張ればいいかすら分からない状態だった
だいたい
当時の教員養成課程とは名ばかりで
授業の組み立て方はおろか
指導案の書き方すら教えてくれなかったですからね
信じられないでしょ
って大学のせいにする…
そこで
先輩の先生に教えてもらった
ある指導法を学ぶべく
全国で開かれるセミナーのうち
気になるものを片っ端から受けたわけ
初回に選んだのは、なぜか山口県
次の日
秋吉台を観光して帰ってきました
その後も
大阪・岡山・東京・千葉などなど
参加費
大体5,000円~20,000円+懇親会代
行き帰りの交通費、宿泊費も入れたら…
学ぶのは大好きだから
遠くても高くても気にならなかったけど
時間もお金も自由が利く
独身時代だったからできたのかも
で
初めて参加した山口県で
「あの…サークルに入りたいんですケド…」
って、主催者らしき人に申し出た私
下関市で申し出ることじゃないよね
「え?名古屋の方?
今日、愛知の代表の○○さん来てるから伝えておきますね」
って言ってくださって、
山口県にて
地元愛知のサークルに入ることになった私
そうして
休みの日には
各地のセミナーに参加すると同時に
地元ではサークルの勉強会にも参加
いわゆる「研究会」とは全くの別物なので
顔色を窺わないといけない(?)顧問校長さんもいない
学校種問わず参加できるし
なんなら塾講師さんが参加してたりする
上下関係も利害関係もない
若手が意見を言いにくい雰囲気もない
名古屋市と愛知県では
使っている教科書が違うから
別の視点からも学べて勉強になる
模擬授業も
毎回のように機会が与えられ
年齢、経験年数、立場関係なく意見を言い合う
会はいつもテンポよく行われ
実践と実力重視の世界
一時期
「研究会」に誘われて少し顔を出したこともあったけど
すぐにフェイドアウトした
指導案とにらめっこするだけの机上の空論と
会のスローすぎる展開と
意見を求められもしない雰囲気に耐えかねて
というわけで
あまりにも「できない」から
「できるようになりたい」と思って
頑張ろうとする才能はあったみたい
エゴセンター真っ白だし
そりゃ頑張るよね
もし
最初からある程度できちゃってたら
ここまで自分を高めようとはしなかったかも知れません…
頑張れば何でもできるようになるわけじゃないけど
大前提として
そこに興味・関心というエネルギーが
あるかどうかなんでしょうね
社会科はできないし興味もないのに
それを専門に選んで大学に入るという
変な頑張り方をした結果
何も成長しなかったという
おバカさんな私だったけど
指導法については
大いに興味があったので
何とか成長できたんだと思う
お陰様で
セミナーでの論文発表が目に留まったようで
うれしいことに
教育雑誌の原稿依頼を頂くまでに
その雑誌を見た
名古屋市内の校長さんから突然
「うちの現職教育で講師を務めて頂けないかな」
という依頼の電話があった
まあ、どうしましょう
と、ドキドキしたのも束の間…
「ところで、先生は何年目なんですか」
「まだ、4年目なんです」
「ハハ」
と鼻で笑われた後
「またいつか機会があればお願いします」
と、プツリと電話を切られた
教員の世界は
経験がものを言うらしい…
そりゃそうだよね
わずか1校目、経験年数4年目の小娘に
先輩方が教わりたいとは思わないですよね
まあ、とにかく
「お母さん」じゃなくても
子どもの気持ちをテレパシーで「理解」できなくても
指導法を磨くことはできるってことよね
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