手がかじかんで弾けないとき、手を温めようとしていませんか? | ピアニスト/ピアノレッスン菊地まゆ子のブログ@東京

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手がかじかんで

指が動かないこと、ありますよね。



冬は音大の試験シーズン。



試験の順番を待つ廊下で

ムートンみたいな分厚い手袋をして

必死で楽譜を見ている人たちの姿を

思い出します。



確かに、

手を剥き出しにするより

手袋をした方が冷えにくいですが

指が動かないほど手が冷たくなるのは

外からの冷えだけではなく

緊張による身体の冷えが原因であることが

多いと思います。



そんなとき、

まずは身体をほぐし、温めること。

温かい飲み物も良いですが

ストレッチや少し歩くなどして

軽く身体を動かすのがとても効果的です。



わたしの師匠はよく

「朝起きたときの手の温もりを

そのままにして行きなさい」と

言ってくれました。

わたしにとっておまじないのような言葉でした。

「冷えたらどうするか」より

「冷えないように」という意味も

あったのかもしれません。


手が冷えて弾けなくなりそうなときは

まずは冷えないようにすること

そして身体をほぐすこと

中から温めること

試してみてください。