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龍を極める

木彫刻、仏画 制作

富士超えの昇龍
(青木龍神)  

富士五湖にはそれぞれの守護龍がおられるそうな…

こちらは西湖から富士を描き、
西湖の龍、青木龍神を描かせて頂きました。

先日、倶利伽羅龍王像(総高約30cm)
の納品に師匠の関 侊雲先生と広島へ行って参りました。








広島県  利生庵 庵主 酒井 太観 様へ

納品させて頂きました。



作品を個人のお客様やお寺様にお納めさせていただく際、お一人お一人全く違う作品への想いをお教え頂き、自分の仕事に対する意義を実感させて頂きます。



この度は酒井様のお話を拝聴致しまして、
改めて信仰の対象として人様に手を合わせて頂く神仏を制作していること、
自分自身が連綿と続いていく仕事に憧れておりましたが、そこには過去から未来へと続く信仰の想い、幾多の個人個人の想いが連なっていることを改めて実感致しました。


この度は勉強させて頂きまして誠にありがとうございました。深く御礼を申し上げます。




(この度の作品は通常の半分サイズでした)

先日9日に屋台欄間を制作させて頂いた新田町の屋台が
今年は巡行されるとのことでながの祇園祭へ。

善光寺での山門答礼の様子、
壮観でした…。



正面は「菊に双龍」


右側面は「波に麒麟」


左側面は「牡丹に獅子、竹に虎」









第4回 日本木彫刻展

 

日本木彫刻協会主催の日本木彫刻展が 5年ぶりに、今週の19日から開催されます。

木彫作品、仏像、その他に仏画や墨絵なども展示されます。

 

 自分は初期の倶利伽羅龍彫刻、龍画3点を出展致します。

23日午後に在廊予定です。

よろしければどうぞご覧くださいませ。

 

会期 5月19日(金)~23日(火)

10:00〜17:00

会場 上野の森美術館(別館ギャラリー)

           東京都台東区上野公園1-2

入場無料




「藤に麒麟」彫刻

材 カヤ
浮き彫り

麒麟は泰平の世に現れるという、平和の象徴、
藤花は不死につながり古来より縁起のよい花とされております。
麒麟が天から舞い降りて、
手前にある藤を見上げる…
というイメージの構図です。



↑粗彫り


↑粗彫り


↑仕上げ 途中

今回は藤も麒麟も初めて制作するモチーフでした。
図面の段階から大変時間を要し
彫り方についても
麒麟の場合は薄彫りのなかでいかに立体的に魅せるか、
藤の花はボリュームを出しつつ奥行きがあるように
全体的に麒麟より目立ちすぎず…
と今まで以上の試行錯誤が必要でしたが
大変面白く彫らせて頂きました。

ご依頼いただきました、千葉県市川市のお客様と。

ご縁に感謝致します。
ご依頼頂きまして誠にありがとうございました。
ご依頼いただきまして5本爪の倶利伽羅龍彫刻を制作致しました。

材:クス






東京都のお客様に納品へ。

富山新聞様  新聞小説「龍の来た道」第2話挿絵掲載について


本日、令和5年2月4日(土)

挿絵を担当している新聞小説「龍の来た道-庄川ものがたり-」(砂原 浩太朗 作)の第2話目が掲載されました。


小説は創刊100年を迎える富山新聞社の特別企画として半年間全6回掲載されます。

第2話目は奈良時代の砺波の豪族 利波臣志留志の物語です。

宜しければどうぞご覧くださいませ。