住宅の予算で
あと200万あれば!とか
あと500万あれば!
という事はあると思います。

本当に必要ないもの、
無くても良いものを
削るのは良いと思いますが、

本当は大事なところが
削られがちです。

住宅と関係ないところでも、

住宅の中でも、


本当は必要ないものや
「無くても良いもの」

それどころか
 

まずは
無い方が良いもの」を削ってからですよね。

その主たるものが
喫煙でしょうか。

自分も昔は1日1箱くらい吸う
標準的な喫煙者でした。

20代前半の修行時代の頃、
本当にお金が無くて、
食べる物にも困っていたのに

タバコは買っていました。

現在の価格で計算してみると

1日540円×365日×35年間=

なんと35年間で
約700万円にもなります。

喫煙者はタバコに関連して
生涯で1600万円の費用が掛かる
という試算もありますが、
それはさすがに盛り過ぎな印象。
中身がわかりませんが、

健康を害した場合のコスト×リスク分を計上してるのか?


ダイレクトに掛かるもっと身近な数字として


1日540円×30日=16200円/月

毎月16200円は35年の住宅ローンの返済では

約600万円に相当します。

 

実際に35年1日1箱吸い続けたら約700万円になりますが、

そもそも、
この計算のタバコの値段は
今の値段での話なので、
今後も値上げされるのは
間違いないでしょう。
だってつい5年前には
今より1箱100円くらい安かった。
その100円の差額でも
35年の住宅ローンに換算すると
130万円位です。

それ以外にも
大小の病気リスクが高まるので、
そのリスクをお金に換算したら
相当な高所得者でなければ
とても吸っていられるものではありません。


自分はラーメンが大好きなので、
ラーメン食べ終わった直後でも
また食べたいなと思うし、

寝る前に
「明日もおいしいラーメン食べたいなあ」
と思います。

だけど喫煙者だった頃、

吸い終わった後に、
おいしかった、また吸おう!
と思った事はないし、

「明日もおいしいタバコ吸いたいなあ」
と思いながら布団に入った事は一度もないです。

明日は吸わなくて済むなら
吸いたくない。



やめられるものならやめたい

そう思っていました。

なのに吸ってしまう。

ある種、病気のようなもの。
吸わされていたんです。

自分自身は、ある時
「自分の意思と関係なく吸わされてるなんて、だっせぇ!」
と自ら思い立ち、気合だけで禁煙できましたが、

禁煙外来に通った人の話も
聞いたこともあります。
その人は健康保険が使え、
無理する事なく
吸いたいと思わなくなった
という事でした。

多くの人は身体がニコチンや
タールを求めているというよりも
吸うという行為そのものの
習慣がなかなか抜けないのが
大きいと聞いた事もあります。



別にタバコをやめるのは
お金のためだけじゃないし、

お金だって家づくりのためだけに
あるわけじゃない。

お金が何のためにあるかというと

自分や家族が幸せに暮らすための道具。
(お金があれば幸せだというわけでもない)

タバコをやめたお金を全部、
住宅に振ればいいなんて全く思わないけど、

浮いたお金で家族旅行などの体験にお金を使えるし
家族で美味しいものを食べる事もできるだろうし、

子どもが習いたい!という習い事にも

通わせてあげる事ができるかもしれない。


健康になるし、良いことしかない。

やめれば仕事に支障があるんだよという人も
いるかもしれませんが

タバコで解消できるストレスは
タバコ吸いたいのを
我慢しているというストレス
だけだという話も。。

弊社の住まい手さんからも

タバコの煙に囲まれるのを
避けられない職場だけど
禁煙に成功したという話を
たくさん聞いているので

たまたま、うちのクライアントだけ
意思が強いというわけじゃない
だろうになあと思います。

生涯数百万円ものタバコ代を払いながら、

かつ、健康リスクを積み上げながら、

静かなる自殺を進めていく。


さらに
住宅設備にも家電にも、
内装の汚れや家族の健康にも
悪影響しか与えない。。
「いつでもやめられる」なら、
今日やめましょう!



日本でずっと1位の
寿命の短さ。

日本で1、2を争う
所得の低さ。

そんな青森県が
日本で1、2を争う
喫煙率の高さ。。


 

金が無いんだったら
わざわざ金を払ってまで
不健康になってる場合じゃない!

反感買うだろうけど
思い切って書きました。

すみません、すみません。
刺さないでください。

喫煙者が悪いんじゃないです。
私も吸ってましたし。

喫煙しても即死もしないし
すぐには病気にならない。


そしてタバコの生涯コストも
一括払いしなくてもいいという

上手い仕組みで
ジワジワと我々の健康と
お金をむしばんでいく仕組みを
つくった人たちが
悪いのかもしれません。


明日以降ブログやメルマガが途絶えたら
誰かに刺されたと思ってください。

 


誰に刺されるかわかりませんが、

お金の上でも、健康の上でも豊かになり、
家族の幸せに直接つながるお話です。

 

?「タバコよりこっち買うわ!」

 


前回のブログ

 

 

 

こちらが、とあるインフルエンサー施主の方の目に止まり、


その方のブログで紹介して頂いた事で多くの方にアクセスして頂いたようですし、
わざわざメッセージで教えてくださった方もいらっしゃいます。


大変嬉しい事ですが、恐縮なので弁解させてもらうと、

弊社は
「日本で最高峰の工務店」でもなければ、
「最先端の作り手」でもありません。


ただ、
弊社のクライアントにとっては「日本で最高峰」どころか
「世界で最高の家づくりのパートナー」でありたいと思って、頑張っています。


前回のブログでいつか続きを書きたいと言って〆めていましたが、
これはその続きではありません。


日常で感じた事を昨日のメルマガで配信したところ、
公益性が高い内容だと思ったので、誤字などを訂正の上、こちらに転載します。

~~~~~~~~~~~~~~~~

おととい、近畿地方の仲間の工務店から新住協の温熱計算ソフト、
QPEXの入力内容について相談を受け、ZOOMでお話させて頂きました。



以前からQ1.0住宅の地域ギャップについて、
そのうちブログかメルマガで説明すると言ってますが、
今日がその日ではありません。



でも、実物件でリアルに数字に接して感じた思いを忘れないうちに文章にします。



・一般的な付加断熱無しの充填断熱のみを少し頑張って、
・一般的なLOW-Eペアガラス入りの国産樹脂サッシ

(あるいはアルミ・樹脂複合でも、ある程度高性能なサッシ)


上記のような仕様でUA=0.46以下は十分実現できます。
サッシをトリプルガラスにするとさらに簡単です。

このUA=0.46というのは日本の人口の大部分を占める、
省エネ地域区分6地域ではHEAT20、G2グレードに相当します。




1~3地域(北海道や青森県等の他、本州山間部など)
におけるG2グレードは、UA=0.28以下、


付加断熱と樹脂サッシ+トリプルガラスが必須条件になり、
4~7地域などと比較するとかなり厳しい条件ですね。
※弊社の断熱仕様はここをクリアする性能ですよ、念のため!
全国メーカーだとほぼ唯一、一条工務店のi-smartが標準でこれをクリアします


2018年度に北海道で新築された住宅のうち、
このUA=0.28以下に相当する住宅は約2割だったというデータがあります。





UA=0.28以下という外皮性能が2割もあるのはさすが北海道。
青森県内ではそんなに多くないだろうと思うのですが、
「G2グレードをクリアしてるのが2割」という見方をすると、
その数字はそんなに多くないなあという印象に変わってしまいます。


1~3地域 G2グレードのハードルが高いからしょうがないし、
青森県内ではもっと少ないのでしょうけどね。


ではこの1~3地域のUA=0.28という、かなり高いハードルのG2グレードは
6地域において結構楽にクリアできるG2グレードと比較して、

それぞれの地域において、暖房負荷としてはどんな感じになるのでしょう?

実は昨日触ってみた物件の地域を変更したり仕様を変更したり試してみた所、


■「6地域」で、UA=0.46+換気熱交換無し(3種換気)

■「むつ(3地域)」のUA=0.28+熱交換有り(1種換気)


これでも前者(6地域)の方が暖房負荷が少なかったのです。
プランや仕様により違いは出ますが、前に違うプランで色々触ってみた時も大体こんな感じでした。

ここで何が言いたいのかというと、


まず、
寒冷地、特に冬に日射が少ない地域においては、

自分では鬼断熱だと思うレベルで頑張ったとしても、
日本の人口の大多数の地域における付加断熱ナシの
ペアガラスの住宅よりも寒いんだという事。


だから鬼断熱でやっと全館暖房が無理のない暖房設備で
楽に実現できるレベルになります。
むつ市でも「全館暖房してると冬のトータル電気代が10万近くなっちゃう」
という話を聞いた事は数多くあります。



次に、
6地域などにおいては、

UA=0.28以下というステージはかなり暖房が少なくて済むレベルだという事。

UA0.46でも1~3地域のUA0.28よりも暖房少ないというのは説明しましたが、

さらに暖房負荷が少ない領域まで挑むハードルが、寒冷地よりも低いという事。


6地域あたりでは断熱をどの辺まで頑張ればちょうど良いのか、
難しいって事あるかと思うんです。

6地域ならUA=0.46位でも、
寒冷地におけるUA=0.28以上には快適になるんだから。

また、全館暖房や、それに近い状態での運用で比較しても
寒冷地ほどは暖房費削減のメリットが出にくいから。
6地域では、断熱性能を高めた時の暖房費の削減では、
工事費の元を取りにくいと思っている人もいるかもしれませんが、
6地域でかなり快適になるであろうG2=0.46って、
北海道や青森県内では建売やローコストでも、
そのレベルが普通にゴロゴロ存在しているわけです。
(逆に、最低限その程度の性能にしない場合、新築でも全室24時間暖房していらわけでなくても冬の1ヶ月の電気代が5万円以上になるのは良くある事です)

北海道は断熱材や高性能なサッシが安く入るからというのもあるでしょうが、
青森県は断熱材や高性能なサッシの仕入れ値は北海道価格でなく普通に本州価格ですしね。

 

(それでも各地で物流のコストや施工費が違う事は理解していますよ。青森県は全国でも運送費が高い地域、むつ市はさらに青森県内の主要拠点である青森市や八戸市などからも100km以上離れていますから、全国の中でも不利な方なはず。)


だから全国の6地域でも、そこまでのレベルまではそんなに無理なく到達できてしかるべきで、


「その辺りの性能目指すと工事費がすごく高くなっちゃう」というなら、
それは建築会社の努力が足りないと思ってしまいます。

さらにそこから、ちょっと付加断熱をするだけで、
部屋感の温度差が少なく快適な空間になります。
断熱構成次第では、壁体内結露に対しても有利に働きます。
外壁の厚みが増える事や、高性能な防火サッシは
都市部や準防火地域等ではなかなか難しいのかもしれませんが、皆が当たり前のようにやって行けば、それも今よりもっと安くなるのでは?と思います。

以上までが、私がQPEXで6地域の実物件のデータを触って思った事。



参考までに、
パッシブハウスの計算方法に準じたソフト「建もの燃費ナビ」で、
パッシブハウス基準より性能を落とした「年間暖房負荷=30kWh/㎡」にするために
(パッシブハウスの基準は年間暖房負荷=15kWh/㎡以下)
全国各地域ではどれ位の外皮性能が必要なのか、
モデルプランを元に計算、比較したものが下の図にまとめられています。

※あくまで掲載されているモデルプランかつ、周辺建物の遮蔽が無い場合



今回は外皮性能の話ばかりしましたが、温熱性能においては
実際に建てる住宅の形状や、窓等のプランニング、
日射等のコントロールもかなり重要ですので、
そちらも同時に頑張っていきたいものです。


「優れた温熱性能の住宅」
限られた建築会社や団体、一部のハウスメーカーだけのものでなく、
誰でも当たり前のものに。
そんな未来がやってくる事を願っています。


 

私のインスタやブログ、メルマガ等で〇〇mm級断熱という

言葉がよく出てきますのでその〇〇mm級断熱が

どの程度の値なのかという事と、根拠を示したいと思います。

 

このブログは以前書きかけだったものを完成させたもの。

 

外壁の実質熱貫流率計算にはQPEXを利用していますが、これを書いた当時のバージョンなので、ちょっと古く、現バージョンと若干数字が違います。

 

最近の方がより熱橋を多く見込まれるようになり、

若干数字が悪くなります。

 

 

高性能GW16Kを柱・間柱間に105mm充填

【U=0.409】

 

U=0.4前後をGW換算100mm級断熱と私は呼んでます。

 

 

 

 

 

高性能GW16Kを

柱・間柱間に105mm充填

付加断熱を高性能GW16K、

躯体外側に105mmで合計210mm

【U=0.202】

 

U=0.2前後をGW換算200mm級断熱と私は呼んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

高性能GW16Kを柱・間柱間に105mm充填

付加断熱を高性能GW16K、躯体外側に2層で

合計300mm

【U=0.144】

U=0.15前後をGW換算300mm級断熱と私は呼んでます。

 

 

 

 

充填なしでスタイロエース等の

押出ポリスチレンフォーム3種50mmの

外張り断熱のみ

【U=0.499】

 

GW100mm級断熱より2割くらい性能が劣る感じ。

 

北東北や北海道では外張り断熱のみで

施工している会社はほとんどなくなって

しまったのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

FP工法、スーパーウォールの他、

ジョイ・コスなど類似のパネル断熱工法。

※付加断熱なしの場合

【U=0.359】

 

硬質ウレタンλ0.024、厚み105とした場合。

硬質ウレタンでも熱伝導率がもっと低いものが

出ているようですので、その場合はもう少し良くなります。

ウレタンの厚みが100とか60の場合はもう少し悪くなります。

木枠部分の熱橋を計算していますが、パネル外周に木部が

ない場合はもう少し良くなります。

 

GW100mm断熱より2割くらい性能が良くなる感じ。

 

「〇〇パネルはグラスウールの約2倍の性能!」

などと謳われる事があります。

高性能GW16Kの熱伝導率が0.038で

硬質ウレタンが0.024(メーカーによって差がある)

フェノールフォームが0.020

で素材自体の熱伝導率は1.5〜2倍近いですが

 

まず、厚みが比較対象より薄いと、

厚みあたりの性能が倍でも性能は倍じゃないという事がひとつ。

 

また、

充填部分は柱や間柱などの木部熱橋の割合が多いので、

断熱材の性能を倍にしても、壁全体の断熱性能が倍には

ならないという事に気をつける必要があります。

 

そのせいで、高性能GW16K105mmの壁と比べて

2割くらいしか性能が高くなってないんですね。

 

それでも、地域によって、会社によって、あるいは時代によっては

そういった工法を採用するメリットは十分にあると思います。

 

 

 

 

 

 

最上級品のGW105mmを柱間柱間に充填。

各メーカー色々ありますが、ここでは

高性能GW28K(λ0.033)を105mm

充填した場合の数字です。

 

【U=0.377】

 

GW100mm断熱より1割くらい性能が良くなる感じ。

柱の太さが120mmなら、120mm品でもっと良い数字になります。

誰でも扱える汎用的な断熱材でも、簡単にこの数字は出ます。

省エネ地域区分・6地域の場合はサッシ次第でHEAT20の

G2グレードにも余裕で届きます。


 

 

 

 

 

 

新住協的には、省エネ地域区分6地域であれば、

高性能GW16Kをしっかり105mm入れたら

普通の方法で快適性も省エネ性も出てくるよね。

という考え方だと思います。

付加断熱するなら付加断熱材も原則グラスウール。

安いし、劣化しないし、防火的な安全性も高いだろう

というのが新住協の基本の考え方です。

 

私は6地域でもみんな付加断熱した方が良いと思うのですが、

新住協的に付加断熱もGW、というよりも

樹脂ボード系断熱材の方が施工上、設計上の収まりや

防湿の上で難易度が低く、地域によっては

かえってコスト安になるだろうとは思っています。

 

ウチの場合も2021年現在、充填が高性能GW28K、

付加断熱はネオマフォームです。

 

2021年度の菊池組は

戸建の半数が350mm級断熱になる見込み、

残り半数が250mm級断熱、

賃貸住宅は200mm級断熱。

 

 

250mm級でも日射取得が多く取れる場合、

350mm級と年間暖房付加が逆転する事も

ありますので、温熱は外皮性能だけじゃない

という事はもちろん認識してほしい。

 

充填部分も、GWの防湿気密施工がしっかりできるような

大工さんが少ない地域では、例えば現場発泡ウレタンも悪くは

ないと思います。(もちろんできれば何かしらの手段で付加断熱もしたいです)

「現場発泡ウレタンは廃棄に困るから環境に悪い、燃える」と言って

問答無用で叩くのは、

「グラスウールはずり下がる、内部結露のリスクが」

といったネガキャンと変わらないんじゃないかと個人的に思います。

無駄に不安にさせてはいけない。

 

敵はあくまで「低気密・低断熱な住宅」により住まい手が不幸になる事。

不安なのは、優良な住宅が生まれ社会の資産となる事が阻まれてしまう未来。

 

他の手段をつかって高断熱・高気密を目指しているのを叩くのは

20年ほど前の「充填断熱 VS 外張断熱」と同じになってしまいます。

 

20年前に「充填断熱の方が良い」って言ってた人の多くは

現在では外付加断熱をプラスするようになり、

 

20年前に「外張断熱の方が良い」って言ってた人の多くは

現在では充填断熱をプラスするようになっているのでは

ないでしょうか。

 

とても良い方法があっても「高くてなかなか採用出来ない」

では困りますし、結局のところは

価格を含め、できる限り住まい手が長い目で見て

幸せになる方法を各自探して実践すればいいじゃない。

 

それに尽きます。

 

 

 

 

 

この話は気が向けば、また続きを書きたいですね。