(31)アミノ酸スコア食〜細胞、核、プロテイン、卵〜 | オフィシャルblog 【Simple is The Beauty! 】〜面白くって美しく〜

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キング・オブ・栄養素があるとしたら、

「プロテイン(タンパク質)」。

生命、人間の根源と言っても過言ではありません。

 

タンパク質はアミノ酸からなります。

一つの細胞には「核」があり、DNAという設計図(計画書)を持っていて、アミノ酸の順番が名前の順のように決まっているのです。

 

家で考えたら、設計図がおかしいと全ては狂います。

「雨漏りしちゃいます〜雨

「排水管忘れてました〜波

「電気の配線が逆になってました〜ガーン

 

どれも、シャレになりませんね。クレームもんです。

プログラム・ミスされた細胞は通常の機能ができないために、本来の威力を発揮できないと、病原菌と戦えない、または弱った状態で挑むことになります。

 

会社なら発注ミス、工事期間の延長、資材調達不足、工法間違い。

 

こんな家が細胞分裂したら、、、

そんな村ができたら、、、

 

びっくり住みたくないですよね。。。

 

1番わかりやすいのは、名作「三匹の子豚」豚豚豚でしょうか。

風でやられたり、火で簡単にやられては、家は家でも役割が担えないのです。

 

人間の基礎作りのための必須なのが「プロテイン」なのはわかりましたでしょうか。

 

だから、プロテインは「第一人者」という語源を持つのです。

 

細胞には、工場、発電所、研究室、倉庫、書庫などあり、一つの社会のようなものがあります。

 

その司令塔が、「核」になります。

 

余談ですが、核爆弾というのは、「全ての物を破壊する」爆弾です。

人間にはそんな権限はない筈です。

 

①核はプロテイン設計事務所

②細胞には基本核がある

(大腸菌など原核細胞を除く)

③核は細胞分裂する

 

体の皮膚、筋肉、臓器、毛、骨、酵素などの主要成分はタンパク質なので、木造住宅なら「木」のような存在です。

 

天然素材のいい家をつくるためには、良質な木材が必要になります。

 

さて、タンパク質は合成もしますが、糖質が不足すると、タンパク質が分解され、糖質に変身します(糖新生)。

 

糖質の摂りすぎによる弊害も多々ありますが、不足するとタンパク質が使われてしまいます。そうすると、本来のphが酸性に傾き、これもまた弊害を呼びます。(弊害は要するに病因)

 

そのため、タンパク質も糖質に「制限」をすることがありますが、同様に「禁止」ではないんです。

 

タンパク制限に関しては、後述するアミノ酸スコアをベースに体に必要量を入れればいいだけなので、タンパクの選択食がいいのです。

 

 

タンパク宣言

「じゃ、プロテイン飲めばいいじゃん。」

「タンパク質食にしよう!」

 

と、なると思います。

 

が、、、

 

人間には、人体で作られるタンパク質とそうでないタンパク質があるのはご存知?

 

人体を構成するアミノ酸は20種類あります。

その内9種類は「必須アミノ酸」と呼ばれます。

 

人体に必要だけど、食べ物からじゃないと摂れません!だから、食べてね!というアミノ酸になります。

 

化学式のN(窒素)が全てのアミノ酸には入っていて、食品にどのくらい入っているかというのが「アミノ酸スコア」になります。

 

アミノ酸スコアが低いと、同じタンパク質を摂取しても、素材としては有効活用できないということになります。

 

※因みに計算方法は以下のようになります。

(食品タンパク質の第一制限アミノ酸含有量(mg/g:タンパク質)÷アミノ酸評定パターン当該アミノ酸含量(mg/g:タンパク質)×100)

 

細かいことは他でも出ているので、知りたい方は「第一制限アミノ酸」で調べたらいいと思います。

 

因みに!成長期、アスリート、体が資本の仕事をしている人でも、体重の2/1000gまでにすることです。

 

よく良質のタンパク質と聞いたことがあると思いますが、このスコア表の上位が良質なタンパク質です。

 

つまり、この表を用いながら、1日の摂取量である体重の1/1000gのプロテインが、あなたの適切なプロテイン量ということになります。

「卵」は100点満点の絶対王者鳥

(しじみ、179gなんて、食べれたもんじゃないですしね!)

 

毎日、確実に食べようと思えば、食べられます。

冷蔵庫に入っているというのは心強い食べ物です。

 

卵に関しては賛否両論があって、1日1個までとか、コレステロール値が高いとか言われますが、コレステロールも体内産生だから、コラーゲンなどと同じで、食べたからどうこうの話しではないのです。

 

高級サプリメントを買える人なら、ご自由にですが、庶民の味方の卵の費用対効果や栄養効率を考えたら、どう考えても「卵」を否定する理由が僕にはわかりません。

 

先ほど、低タンパク質を軽くディスりましたが、、、

 

低タンパク食、高タンパク食の先に、アミノ酸スコア食があることを、せっかくここまで読んだ読者は覚えておいてください。

 

①このアミノ酸スコアの低い食品で行うことは、必要なタンパク質が体に入らないということになるので生命に危険です。

 

②タンパク質を大量摂取することも、これまた危険です。
タンパク質に含まれるこのN(窒素)というやつは人体では「毒素」にもなるからです。Nはアンモニア、尿酸など生成します。肝臓で解毒されたり、腎臓で濾過されたりしますが、アミノ酸スコアが低い食べ物はNが体内に流出します。大量摂取しても、Nが増えるいうことになり、肝臓の負担が増える結果となります。

 

肝臓・腎臓が機能し、尿として出る人は神経質になるほど不安になる必要はないのですが、しっかり機能していないと、体には有害なので、焼肉食べ放題はたまににしましょうステーキ

 

そのため、単なる低タンパク食だけでは、肝臓・腎臓を患う人には、生命維持は出来ても、良くなる理由がないのです。

 

おうし座うお座鳥豚

教科書のように書いてみましたが、ついてこれましたか?

 

動物性のタンパク源、植物由来のタンパク質。どちらも同じタンパク質ですが、アミノ酸スコアから見たタンパク質で自分の必要量を摂りましょう。