J3の開幕日を失念しておりました。申し訳ないと思う一方でどうせ開幕日までにアップできないのは決まっていたので、仕方ないかなと思っています。→スケジュールの都合でなんとか前日にアップすることができました。実際のところJ2やJ3についてはAマッチウィークの拘束を受けないので、開幕を遅らせないと無駄に中断期間を挟むことになると思うんですよ。J1はAマッチウィークにリーグ戦を休みながらギリギリのスケジュールを組んでいると思うので。
今季もJ3についてはJ1・J2ほど手厚く扱う予定はありません。これは例年通りですね。おそらくは何か特別に取り扱いたいトピックがあればやるのと、昇降格については扱うことになると思います。こちらもJ1・J2と比べると内容は薄くなりますが。
まず、今季もJ3は20チームで争われます。昇格により大宮・今治・富山が抜け、そして、退会(JFL降格)という形でYS横浜・岩手が抜けることになりました。替わってJ2からは栃木S・鹿児島・群馬、JFLから栃木C・高知が新規参入となります。いずれもJ3は初めて、高知県から初のJクラブ誕生となります。昨季は下の入れ替えがなかったんですけど、同じようにいくほど甘くはないと思ってましたけど、実際に入れ替わりましたね。しかも、昨季の時点でJFLからの参入要件として努力目標だった観客動員については義務づけとなったため、J3下位のチームにとっては落ちると地獄というのを強く意識づけることになりました。およそ、JFLでJ3を目指すチームについては動員条件はクリアできてますからね。今のところ成績でどうにかなってますけど。Jリーグ側が入れ替えを積極的にやるんだったら、1~2位から最上位かつライセンスあり、それ以下(5位くらいまで)の最上位チームが入替戦くらい思いきっていいような気もしています。J3の下にいろんな意味で危機感を持ってもらうことも有効だと思います。
話を戻すと基本的にJ3新参組は成績が出やすいです。なんやかんや対策が出回ってませんからね。昨季はJFLからきたチームがなかったんですけど、その前はFC大阪と奈良が上がってきて、好成績を残しました。J3にもPOができたので、そこに入ると一気にJ3突破ということになるかもしれません。ただし、2年めで苦戦傾向にあるのも事実です。奈良が実際昨季は残留争いに首を突っ込みかけました。監督も替わりましたし。今季2年めというチームがないんですけど、対策が出回ったときに何ができるかも重要になってきます。
監督交代について見ていきます。7チームで行われました。降格したチームのうち2つで監督交代がありました。サプライズだったのが高知でしょう。吉本監督が新潟のコーチとして引き抜かれることになり、秋田豊前岩手社長が就任することになりました。秋田個人としては個人残留することになりました。特段実績があるわけではないんですけど、コネクションがいろんなところであり、それを頼りにしているということなんでしょう。他チームを含めてコーチやアカデミースタッフが新監督というパターンも結構ありました。J3内で回すようにはなってるんでしょうけど、それだけの成り手もいないので、コネのあるビギナーに任さざるを得ないみたいなのはあると思います。吉本氏がコーチとして引き抜かれたくらいで監督の個人昇格はなし。昨季は山口の志垣監督がJ3からステップアップして成功しましたが、これが初めてくらいといえるほどあまり監督の個人昇格はうまくいきにくいです。自前で育てても難しいですし、監督の成り手は本当に少ないですね。
最後に今季の動向を考えていきます。
昨季はどこも決め手を欠くという予想でしたが、大宮がストレート復帰となりました。うまく強化部主導でチームをまとめることができました。今治も我慢しましたし、富山も最後で粘り強さを見せました。昨季は昇格POが初めて行われましたが、順位通りに終わるという結果でした。
おそらく、今季も昨季を継続していくことになるかなと思います。監督で勝つといってもそれだけの監督がいるのかというのは難しいところ。いい監督=勝てる監督ではないですからね。昨季PO決勝までいった松本は有力候補になるかなと見ています。資金力はJ3でもハイレベルにありますから。ただし、毎度のごとく監督の人選がいまひとつなんですよね。J3で燻ってることを考えると中身より勝利だと思ってます。残すPO経験組としては福島は戦力も入れ替わったので、どうなるかですね。川崎と手厚い関係にあって保持路線なので、それが不利になると最後のところできつくなりそうです。FC大阪は戦力がかなり入れ替わりましたからね。大嶽監督も1年間波を少なくして戦える監督ではないので、自動昇格は考えにくいですね。昨季はPO一歩手前だった北九州は引き抜きやレンタルバックもありましたが、監督継続は朗報です。結構いいところにいけそうな気もします。
もうひとつの鍵が降格チームでしょう。ただし、大宮みたいに札束で殴るといったことができるわけではないので、どのチームも難しいというか、賭けにあたれば可能性があるといった程度でしょうか。新監督の出来次第なのが鹿児島と群馬、継続してベテランに託すのが栃木Sという構図です。
最後に下からの突き上げといっても、下が結構団子状態だったのでどこが台頭してきてもおかしくないですね。サプライズといっても言いきれるほどではないかと。
結論、データも少ないですし、あったとしても読むのは難しいです。
いつもは2回に分けてやってましたが、今年は1回で収まりました。J3もずっと見張るというわけではありませんが、結果だけは確認しておくようにします。サンガ関係者もちらほらいますし。