今からニ千五百年前になりますが、古代インドヒマラヤ山脈の南に釈迦族と呼ばれる民族が住んでいました。

お釈迦様とは釈迦族から出た神様ということです。

その一族の王の間に子が生まれ、ゴーダマ、シッタルダと命名されました。

彼は16歳で結婚をして子を設けるのですが、生死病死の四苦を脱する為に29歳で城から逃走し、6年間の思索瞑想の出家生活に入った。そして35歳の時にブッタガヤの菩提樹の下で悟りを開くのです。

仏陀というのは、ブッタガヤという村のことから仏陀という呼び名が付いたのです。

その後、マガダ国やコーサラ国など近隣諸国で法を説いて歩き、クシナガラの町の郊外沙羅(ナツツバキ)樹林で入滅した時80歳でした。

 

釈迦(仏陀)の説いた般若心経は宗教というより生命哲学や思想に近く、私たち人間が様々な苦難や欲望を乗り越えていかに生きるべきか、人間としての正しい生き方や考え方の提案をしてくれている教えだと言ってもよいのです。

 

般若心経とは最高の知恵という意味で、人間がいかに正しく生きるべきかを説いたものであるのです。

 

◎ぶっせつまかはんにゃはらみったしんぎょう、かんじざいぼさつ

悟りに至る究極の知恵とは、悟りに導いてくれる聖なる呪文があるとすれば、それは、観音様の聖なる言葉、般若心経である。

 

◎ぎょうじんはんにゃはらみったじしょうけんごうんかいくうどいっさいくうやく、

悟りに至る究極の知恵とは、この世は五つの要素から成り立っている。五つの要素のことを五蘊と呼び、その五つの要素のすべてが空なのです。空とは、あってないようなもの、形があってもなくなり変化する、自分の感じ方、思い方でいかようにも感じる、苦しいと思えば苦しい、大した苦しさではないと思えば大した苦しみではないという、人間の感覚が作り出したものが空というのです。五蘊すべてが空であると見極めるならば、一切の苦悩から救われるのです。

この世にぞんざいする形あるものも形のないものも、永遠不滅ということはなく、全て固定的ではなく流動的なのです。

空に浮かんだ雲の様に、形を変えて消えていく、また新しい雲が発生する、自律的ではなく総合依存的なのです。

五蘊とは、寒い、苦しい、さわやか、と感じることが(受)

想像力によるイメージ、(想)

目、鼻、耳、舌、皮膚や心によって知覚する、(識)

形あるものを(色)と呼び、形あるものも形無きものも自然が作り出したり、自分の感情が作り出したり、するものであり、考え方次第、思い方でいかようにでもなる。

その時存在しても雲のごとく形を変えてなくなる。すなわち空であるということです。

 

この続きは続きは次回説明します。

 

 

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