『時空間移動』らしきことを繰り返し行い、約二週間あまり迷いに迷った末

行く場の無い恐怖感に悩まされ、ふ~と携帯電話を所持していたことに気づ

き『岩瀬』という登録番号に電話したところ次男が出て、『その場を離れな

いようにこれから迎えに行くから』と言われ二度目の生還でした。

二度もの放浪の末家に帰った私は、記憶を失った自分、何にも分からななく

なってしまった自分、そんな日々が何ヶ月も続きました。

家族の勧めもあって気晴らしになればと施療を再開しましたが、そんな中で

頭では技術そのものは思い出せないのですが、手(身体)は施療手順を覚え

ていて、患者さんが驚くほどに施療を行っていくのです。

以前から技術は頭に覚えさせるのではなく身体に覚えさせるのだと常々言わ

れていたことが活かされた思いの毎日でした。記憶も徐々に戻りつつあった

ようですが、どれが今までの真実なのか、どれが新しくインプットされた記

憶なのか分からないまま早10数年経ち、今度はそれ以上の危機感を感じる

病態に陥っている昨今です。氣功!
気功!