五行を漢字で書くと、木、火、土、金、水。

英語では、木:Wood、火:Fire、土:Earth、金:Metal、水:Waterと

訳されるようです。

 

五行を漢字のイメージで理解されている方もみえると思いますが、五行は私たちの世界を構成するエネルギーの種類のことです。

 

木のエネルギーは、植物が発芽して伸びてくるように、一つの方向に成長するエネルギー。それが樹木が成長する姿に似ているから木で表します。

私たちが何か一つのことをやろうとする時に、木のエネルギーが必要になります。

 

火のエネルギーは木と同じように成長するエネルギーですが、成長する方向が一定ではなく、炎のように前後左右に、ふらふら広がりながら拡散するため火で表します。

火は木と違い一つのことでなく、いろいろなことをやりたい。複数のことを実行する時に必要なエネルギーになります。

 

土のエネルギーは他の木、火、金、水と違って、動かないよう事象を止めるエネルギーです。良いことも悪いことも、すべてストップするエネルギーです。

ヒーリングなどで症状を止める時に土のエネルギーが活用できます。

 

金のエネルギーは収束して結晶化するエネルギー。宝石や金属のように土の中から結晶となって出てくるので金であらわします。

成果を得る時は金のエネルギーが必要になります。

 

水のエネルギーは二つの効果があり、一つはすべてを洗い流してリセットする効果と、もう一つは金で生まれた結晶を、次の新しい芽にするために他の場所から運んでくる効果があります。

 

このように五種類のエネルギー私たちの世界を構成していることを東洋の先人達は気づき、さらに5種類のエネルギーが木→火→土→金→水、そして木と循環することで、生成発展することを知りました。これを相性と呼びます。

そして、最初の木から五行を一巡して次に生まれた木は、同じ木でも1つ進化した木になっているため、相性のサイクルがまわることで、螺旋階段のように進化していきます。

 

また木→土→水→火→金→木と相性の流れを一つ飛ばしていくと、克する関係となり相克といいます。克するは潰したり消滅する感じもしますが、英語ではControllと訳され、五行の過剰なエネルギーや不揃いの部分を調整する効果があります。

 

 

私たちが五行のエネルギーを使う時も、単独で五行のエネルギーを使うだけでなく、目的にあわせて五行の相性、相克を使い分けると、より良い成果が得られると思います。