これで、腰を入れると、200キロの丸太を動かせる道具。

「鳶口」トビといい、何かと役立つ。

 

先日、斜面で転がした丸太の下敷きになって折れた。

 

小型なのに力が込められてお気に入りだったんで、速攻修理。

きっちり差し込んであるので抜けないから、

ドリルで小穴をたくさん開けて、貫通ドライバーで叩きだす。

小さなツルハシの「白樫の柄」を使うことに。

ちょっと太く重いけど丈夫。

鉈、木工ヤスリ、グラインダーで穴に合うように削る。

軽く叩き込んで、抜いて、黒く当たったところを削る、を、

5回繰り返して、キッチリ叩き込んでおしまい。

 

元の玉は接着剤を塗りこみながら、麻紐を巻いた、

すっぽ抜け止め。

これがトビ作業の「引く」力が倍する肝。

 

いろんなトビがあるなかで、この形がいちばん好き。