春に伐採した杉を、どうにか利用したいのこころ。

 

横になってる杉は、大きいものは根本近くが80センチ近くあります。

 

チェーンソーのバーが40センチほどで、伐倒の際は両側から切り込んでも

真中が残るというサイズなため、受け口から突っ込んで切り離すという

一工夫が必要でした。

 

この場所は畑の奥で、車の入れる道が無いので長いまま出せません。

 

よって、林内加工でネコ(1輪車)で運び出せるサイズまで、加工したいところ。

小技を使えば、もう少し大きなのも可能だけど、大人数になるのはちょっとあれで。

 

ということで、アイディア募集中。

 

小さなテーブル板を切り出してる面々もおります。

 

チェーンソー製材というのも、これは専門的に学びたいくらいおもしろいけど、

今回は他の手も考えたい。

 

ということで、一夏考えた。?

 

先日も書きましたが、「塊感」が大事。腰に来る?重量感と手触り。

そして、木目。匂い。

 

ベルトサンダーまで修理しちゃったしね。

 

凹み椅子と、玉。

丸いのは、かわいい。

削りながら、玉の可愛さを再認識しました。

 

林内に置いたためか、まだ、乾燥が進んでいないのでやすりがけは無理です。

一冬、乾燥時間が要るかも知れない。

気の長い話です。

 

木口の中ほどに、シミがあります。

極寒の凍結か台風の暴風でヒビが入ったのかわかりませんが、

材としては完全に不良品として評価される大きな傷。

 

これは、自然現象であり、過酷な成長過程を想像できる痕跡でもあり、おもしろい。

生かすべきだと考えます。

 

のほほんより、苦労人が好きな人向き?

 

チェーンソーでここまで削りましたが、すでに木目がきれい。

しかし、玉というより饅頭ですな。

安定感は座るにはいいかも。

 

完全球体を目指すのも作ってみよう。

四角や三角の立体も。

ぐにゃらぐにゃらも。

 

大きな切り株にV字カットを入れて、丸い玉をちょうどいい高さで安定させて、

安全なチェーンソー作業環境を作ります。

背伸びや、前かがみはありえない。

 

それにしても、チェーンソーは素晴らしい機械だわ。

つくずくそう思う。

 

これが何の役に立つかは、それぞれが考えればいい。

 

可愛いのがえらい。それはまちがいない。

 

 

作業は、ここを起点に奥の林内まで、葛主体、ススキと、ヨモギの成体が対象。

 

この時期に刈るのは、間もなく冬が来るので、ちょっと無駄のような気もしますが、

それでも11月の末までの光合成を抑え込めるので、それなりの意味はあります。

 

それに、何より、この涼しいのがありがたい。

ほんとに今年の夏は暑かった。

草刈は無理でした。こんな夏初めて。

 

話を戻して、シート状に枯草が覆う状態より、枯草の量は同じでも、

「ばらけた状態」とでは、来年春の芽生えで植生に影響が出ると思います。

 

出来れば、この場所が造成された当時に植えられてたイネ科の背の低いものが

ところどころに残っているので、そこを応援することになるかもしれない。

 

その大敵が、葛とススキで、年3回叩けば効果的に減らせるんだけど

この面積では難しい。

 

 

秋の草は、成熟して硬く、茎や葉のボリュームも最大なので、通年では一番刈りにくい。

でも、笹刈刃ならエンジンをブンブン全開にしなくとも、普通に刈ることができる。

 

この時期の、高密度の草の絨毯を楽に刈るにはコツがあって、

折り重なった「密集部分」をまず切断し、その後根元付近の茎を刈ると

地際がよく見えて、刃を痛めず都合がいい。

 

刈刃の切っ先命の笹刈刃なので。

 

その「密集部分」は、平らな部分と法面の境にできやすい。角度の変わり目。

あと、ススキやヨモギの集団の周辺から下側。

 

草は、均等に生えてるのではなく、「毛流れ」のようなものがあるということ。

その、「粗密」は傾斜、凸凹、草の種類、倒れ具合によって刻々と変化するという、

とっても楽しい状態なのが、自然。

 

そこをカットするにも、横か、あるいは下から、

攻めるのが、効率よくばらけやすいポイントがあります。

そこに、いい方向から刃を入れる。

 

ただ、惰性で刈ると、見えない地面で刃を痛めるし、

刈った草が刃に載ると、無駄な力を使うことになるし。

そういう単調で無駄の多い仕事は、疲れる。

 

じっさい、刈るための幹振りは軽いもので、刈ったものをよける動作のほうが

何倍も力を使っているものです。

 

切れない刃に絡まったのを除く作業なんか、切れる笹刈刃であれば、

ほとんど無縁です。

 

そうそう、草刈にアサリは要らないという向きもありますが、

大きめのアサリ(左右一ミリほど)があった方が、斜め方向の切断が利くので、

大きな意味があると思います。

 

 

今年は猛暑と干ばつのせいで、草丈は調子のいい年の3割減の量で、

茎も細い。

先日の台風の強風に倒されてるので、厚みは半分ほどになってる。

こんな年は珍しい。

 

この現場は緩やかな斜面。

滑落は起きにくいけど、だからって油断大敵、平地より数倍転びやすい。

 

刈り残しの葛は引っかかりやすく、獣が掘った穴なんかもある。

ところどころに、排水の溝も草場に隠れてもいる。

積み重なった草は、言わずもがな滑りやすい。

 

なので、1歩ずつ歩みを止めて安定を確かめて、1ストローク刈る

「斜面刈り」と呼ぶ安全な刈り方を採る。

 

歩きながら刈る、「だらだら刈り」

「下りながら刈り」も、禁止。

 

チェーンソーや刈り払い機は、「絶対怪我しない」心意気。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルトサンダーという、電動工具です。

 

この、戦車のキャタピラみたいな二つのロールに、布やすりの輪っかが回転する。

 

木肌の手触りの屋さ、温かさ、艶を手に入れるには、どうしたってやすりがけが必要。

切りっぱなしじゃゴミ。

丁寧に仕上げると宝物なのが、「木」という素材です。

 

って、プラスチックでも金属でも同じ。

「表面の仕上げ」って、とっても大切。

ありがたみというものが全然違う。

 

まな板だって、椅子だって、おもちゃだって、

丁寧に仕上げた木肌と香りは最高です。

 

その、上質な仕上げ面を作るのが、こいつ。

1秒間に、5Mの高速度でヤスれる!10センチ幅。

 

カンナの削り面とは、また違った感触。

柔らかい感じ。

 

粒度というのが10数段あり、徐々に細かくする。

今回は、50番と200番あたりを使ってみる。

押し付け方によっても加減が利く。

 

先日削りだした、杉の玉きり椅子の仕上げを考えてたところで、見つけちゃったのも

何かの縁だし?

さすがに、手作業は無理です。

 

塊の切り出しにはチェーンソー、均一面にはカンナ、

ランダム面には、ドリルもあるけど、広い面積にはこれが断然高効率。

凹みはこれまた専用があるんだけど、それは置いといて、

 

これ、ある程度使い込まれてるうえに、コードが切断してるのでとっても安かった。

 

天下の日立製電動工具。

そうそう壊れるものでもない。

ロールのガタは小さいもよう。スイッチの感触も悪くはない。

 

しかし、確かめるすべはなく、一か八かでもある。

 

で、ダイユーエイトで12Aコードを5Mと、コンセントを700円也で購入し、修理してみる。

コードは、ぴったりサイズが無くちょっと細め。モーターが10Aだから大丈夫。

 

しっかりカシメて、熱伸縮チューブで絶縁し、復元完了。

 

スイッチオン。あっけなく、回転しました。

音も静かで、まだまだ使える。

大丈夫。

 

ダストフィルターの穴2か所も、チクチクして、

サンドベルトをモノタローに注文して、

明日が楽しみ。

 

 

 

 

 

夏の初めに一度刈りはらった場所は、葛がそこそこ繁茂してる程度の草薮化してました。

 

この草の量でも、一面に繁茂してれば人は入りません。

人にとって、「そこそこの圧迫感」はありますが、拒絶感というほどでもない。

 

一度叩いてるので、問題の「葛」の立木への絡み具合は、枯らすほどには至ってません。

つまり、最低年1回の草刈でも、ある程度大きくなった木には効果ありということ。

 

これが、稚樹だと、負けます。

年2回から、最初の年は3回刈るということで。

 

成長速度のイの一番はこの「葛」で次はススキかな。

闘う感じです。

 

このあと、潅木混じりのススキが混み合う斜面に入ります。

比べれば、ここは楽ちん。

 

こんな、平らで障害物の少ない現場は滅多にない。

 

気もちいい、朝の運動。

 

杉のこしかけを作る。

テーマ:

今朝、金堀の知り合いの山で、春から寝かせてあった杉を、

玉切りし、皮をザット削って、面取り、窪ませて担いで持ち帰ってきました。

 

まだまだゴミっぽい。見つかると叱られるので、軽トラの後ろで乾燥させてある。

 

これ、椅子です。

加工は全部チェーンソー。

山の中の現場でここまで加工して担いできました。

 

チェーンソーって、やっぱ素晴らしい機械です。

コップ一杯のガソリンで、このくらいまでできちゃうんだから。

 

面取りの角で、こうして自立する。

いい感じ。

 

特に、この窪みの加工は、ノミでやったらえらい作業量になります。

昔の、餅つき木臼のえぐり作業を見たことがありますが、熟練者が数日かかってました。

 

チェーンソーなら基本を押さえれば、深い穴でも掘れます。

山中の現場でそれができるのは、唯一の道具といえるかもしれない。

能力の割に、とっても安いと思う。

 

大きな「木工旋盤」でもあれば難なくできるけど、K式的にはありえないこと。

道具は最低限で、あとは人力と知恵でなんとかできるものはする。

 

「シンプル」に木の暖かい質感と、「窪み加減」が主役の椅子です。

お尻に優しい感触にできれば成功です。

 

塊からの削りだしというのは、一般的な組み立てモノと重量感が違います。

反面、手間がかかる。ゴミが多く出る。

 

一般的な、整然とした現代の暮しには、非常に馴染みにくい存在感を持つ。

 

ゴミと、白木の高級感は、じつは紙一重でありまして99%同じでも、

表面の仕上げが自然なままでは、早晩、まちがいなくゴミ化ですので要注意です。

 

キタンなく、厳しい意見をのたまう「家人」がいると、わかりやすいのでお得。

 

決して、仲間内だけの評価を信じてはいけない。

 

 

今後、木目をきれいに仕上げ加工に入りますが、これが肝心要。

作業としては、大仕事になります。

 

段階的に、表面のやすりがけ。ひたすらやすり。

場合によっては、ノミやカンナで微調整の彫があるかも。

 

取っ手は、臼の半月彫がいいかもね。

 

最後は、白木の木肌のままがいいのか、オイル仕上げかはたまた塗装するか。

 

自然素材の漆だろうと、塗装はしたくない気持ちあり。

 

白木は、汚れが目立つ。

バイ菌を気にする向きには、早晩ゴミになる可能性大?

 

手垢がついて、味が出るという質感もあるけど。

古い寺社とか。

 

なんにしても、白木が一番好き。

 

窪みの木口には、30年あたりで枝打ちの跡あり。

山主のお父さんの仕事と考えられます。

 

こういうことも、価値があると考えます。

人の想像力をかきたてる情報が多いほど、価値があるのが人間です。

 

大きさ、曲線、直線、シンメトリー感、くだけ感。

肌触り、香り、におい、重さ、見た目はもちろん。

 

今は荒削りですが、出来上がりまで、乾燥に時間がかかるので、

来年か?

 

思い付きで、根本のぶっといところは大鉢にしてみようか。

鉢かぶりイメージで。

小っちゃい子供には、揺り椅子になるかも?

 

それにしても、このチェーンソー仕事は、楽しい。

夏の猛暑で中断してたけど、朝の細切れ時間を目いっぱい使って

この大杉をなんとかするぞ~。