知り合いの山を、二人でたまの休みに間伐作業。
赤い印が境界で、右が明るくなってるのわかるでしょうか?
陽がさす分、素性の良い残された杉は、すくすく育つということ。
こういう間伐作業が、5~6年おきにできれば理想なんだけど、
ここはたぶん25年は放置されてたと思われます。
積雪で折れたり、根本を鹿に喰われて枯れたものも多数。
曲がったものや、二股のもの、病気のもの、
混み過ぎのものは、「弱っかす」を、間伐します。
2番目の写真、先が折れてるのわかるでしょうか?
これは、重い濡れ雪のせい。
この林内は、「中折れ」がとくべつ多い。
冬の0度前後の温かいときの「ボタ雪」というのが、着雪しやすくて、葉っぱの多い
先端が重みで負けちゃう。
特に、手入れ遅れのひょろひょろな個体が、負ける。しょうがないこと。
葉っぱと生長点が失われて枯れるんだけど、幹が腐れて倒れるのに10年以上かかります。
放っておいてもいいんだけど、刈ります。
ここの場合、全体がゴミゴミしてるから、引っかからないように
空間を作りながら、そこに向かって倒すというのがコツ。
まあ、知り合いで、面白いからやってるもので、
仕事では成立しない。
そのまま放置だけではなんだかななので、トチカンに取っ手で、ズルズル引っ張り出し、
薪と、木ろうそく作りを小一時間。
作った全量は、持ち帰りました。
せっかく、山奥まででばったんだから、帰り空荷じゃガソリンもったいないしね。
しかし、杉薪はちょっと人気薄で、はけないのが、問題。