いや~ 冬は寒いけど、動きまわればなんとかなるもんですね。
スキーはやらなくなっちゃったけど、もっと目の前に見える山でも、楽しいことは見つかるものです。
去年の末に倒木の連絡があり、春までの片づけの予定だった倒木が5~6ぽんあり、
今年は、どうやらスノーシュー組が毎日のように登ってるらしいという報告もあり、
雪かきだけで、身体が動きたがっていたところで、
会津が雪雲の切れ間に入る予報が出たので、3時間内の制限で行ってきたという次第。
最近の天気予報というか、雲の流れの衛星写真は、たいへんにありがたい。
きっちり正確な予定が立つ。
こういう、積雪の倒木はちょっと切り難いところがあります。
雪で自分が濡れるとか寒いとかではなく、
多少払っても残る雪の水分で、どうもチェーンソーの切れ味が鈍る。なんでだろう?
氷で刃が傷むという人がいるけど、そうじゃなくて、切削抵抗が増すような感じがします。
たぶん、水分のせい。
バーの油も切れるしね?
まあ、それでもお構いなしに、杖代わりの鳶を使って大雑把に雪払いをしたら、
万一、元側が滑り落ちてきてもかまわないように安全な位置取りで、最初はほぼ中心位置を切断します。
バーが挟まれないように、どの方向に力がかかってるかを慎重に観察しますが、
観誤ると最悪、チェーンソーを置いて帰らなきゃなくなるので、
そこは念入りに。
雪中行軍では、そうそう装備も持ち歩きたくないので。
楔と斧と小さなノコくらい。あと、水と燃料と油。そこそこ重い。
でも、ほとんど腰袋に収まってるので大丈夫。
慎重な1発玉が落ちたらあとは早い。
材の安定を確認して、持てる重さの40~60センチに左右玉切って道の両脇に寄せて、完了。
倒木をくぐるのは、それ自体はそれなりに安定してるので危険は少ないんですが、
なんとなく気持ち悪いもので、結果的に倒木が多くなると登る人は限られるようになります。
木は枯れてもすぐには倒れません。台風でも重い雪でも10年近く立ってるのはザラ。
最近のこの一帯の倒木は、松が多い。
本当なら、屋敷の梁にでも使うために100年前の先祖が植えたものが、
使われずに古いものから松枯れ病でどんどん枯れてる。
この場所は、毎年複数の倒木が続いている。
南向きの緩やかな斜面で、山としてはとても豊かな場所ですから、かつては大切に育てられてきたものです。
それが数十年間手つかずで放置されてるのは、とっても残念。
藪も、倒木も、人を呼ぶために片づける。
修験の道に限らず、昔から出来るものがそうしてきた。
現代はいろんなな動力機械があるから、相当簡単になってます。
でもね、自分の足腰だけは鍛えとかなきゃ。
この時分、新潟あたりが大雪だったのが嘘のような青空です。
あと、和かんじきがたいへんに有効であることが、また証明されました。
ちなみに、H,Cで今現在2300円で売ってました。
こりゃ安いですぜ。