小学校の工作用のノコギリ。茨目というのだそうです。

 

既存の設備材料で、ぎりぎり安く作ろうと苦労した末に妥協して作られたもので、職人は作りたくなかったであろう製品です。

 

だって、切れないんだから。

正確には、切れるけど、むしり切るというか、ガリガリ気持ち悪い切れ味。

 

もちろん、鋼材も鋸としては最も安い?のを使っているけど、それでも折りたたみノコの伝統的デザインで、刃付けがしっかりしていれば、長持ちはともかく、それなりに切れる筈。

 

ということで、製作者の悔しさを想像して、ふつうの刃付けをしてみました。

 

ヤスリの当たりは、やはりかなり柔い。

笹刈刃のSK5くらいか。絶対に折れない、曲がる(笑)でも、ちゃんと鉄です。

 

平を当て、乱暴な嶺を細らせ、三角頂点を作ると、ちゃんと切れました。当然だけど。

茨目のままで新品との、切れ味の差は、歴然です。

 

これ、子供はいい道具を使った方が絶対にいいと思います。

少しの怪我は、経験値。した方がずっといい。

 

怪我を重ねて上達するんだと言われて育った世代ですが、小さなケガは、大きな怪我の予防効果はあると思います。

で、成長過程で小さいケガが無いのはあり得ないとも思います。古い考えではない。

 

そもそも、切れない刃物で、創作意欲が削がれるのはもったいない。使いこなすきっかけ、

第一歩が、失われるというものです。