こんにちは、夕陽です。

 

【統合失調症患者が「東大受験」してみようか】にお越しいただき、

ありがとうございます。

このブログは、皆さんへの報告というよりも、僕自身の記録・備忘録という目的で進めるつもりです。

 

統合失調症患者が東大なんて受かるのか?そもそも、受験するところまで行けるのか?

障害を知る人の中には、そう心配する方もいるのは分かりますが、、、

そんなことは、僕も分かりません笑

 

現在2023年11月中旬。

受験予定は、1年と3ヶ月後。

 

僕がこれから、どうなっていくのか?

興味がありましたら、思い出した時などに訪問してくだされば嬉しいです。

 

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今、僕はアラサーです。

だから、高校時代(現役時代)は10年以上前になります。

 

今回は、僕の思考の癖?と、「京大は無理だなぁ」と現役時代に思った理由をお話します。

 

今回の目的は、少なくとも2つ。

僕の思考の癖を客観的に見れるようにしておき、受験勉強に役立てる。

統合失調症患者の人は多くが、自分ではなく外の人々の基準をもとに考えてしまいやすいので、自分の基準を知るのも大事だよ、、ということを書いておきたい。

 

 

目次

・得意の現代文で、京大は、、

・難易度の意味をもう一度考える

・大学を受験したいと言う統合失調症患者さんへ

・僕の奥さんも勉強を楽しんでいる

・デカルト『方法序説』を再び読んでみたけれど

・東大を受けようと思った理由

 

 

 

 

得意の現代文で、京大は、、

 

高校時代、一応進学校に通っていた僕のまわりは、東大をはじめとした日本の東側の旧帝大を目指す人がほとんどでした。

また、僕の一族は、東大以外落ちこぼれ、、というちょっと変な価値観の一族だったので、反発して京大を志望したのです。

 

京都という土地も大好きでした。

 

僕は理系志望でしたが、得意なのは現代文、古文、漢文、化学。

数学や英語は普通で、苦手というより点を取れないのが物理でした。

 

現代文に関しては、高3(この時は文系)の1年間、マーク式(選択式の問題)は一度も間違ったことはありません。

ですが、高2の時に、Z会という通信添削の京大の現代文を解いていて、京大は絶対に受からない、、と。

 

京大の現代文でもだいたい8~9割は得点できるのです。

ただし、解答時間を3倍かければ!!

 

答えが分からない訳ではないのです。

 

統合失調症の症状はまだはっきりと出ていた訳ではないですし、

緊張で頭が真っ白になる、、ということも、まだ少なかったのです。

 

問題は、、

 

これは、一言で十分でしょう?って言いたい問題がある、ということ。

もう一つは、隅々まで丁寧に言葉を尽くす、、という京大の特徴が苦手だった、、ということ。

 

その「隅々まで言葉を尽くす」ことの基準は、僕がいつも言うデカルト式論理の最たるもの、、

ということを、Z会を解いてるうちに気づいてしまったのです。

 

なら、東大にすれば?って言われるかも知れないけれど、

当時の僕は、東大嫌いで有名なほどに東大が嫌いだったのです。

 

けれど、当時から東大の国語は解きやすかった。(国語以外も)

僕の性(しょう)に合っていたのですね。

 

京大は、デカルト式思考で解く。

東大は、デカルト式論理を使う。

 

だから、京大は絶対に受からないだろう、と。

 

私立の問題も解いていましたが、

早稲田の政経が一番簡単でした。

他の学部は、ちょっと悩む問題。

 

同志社と立教の問題が好みです。

 

そして、ある中堅私大は絶対に受からない。

理由は、僕の現役の時より古い問題でしたが、現代文で、、

 

(うろ覚えですが)

空欄に適した副詞の言葉を選べ、、

選択肢は4つ。

確実に入らないのが、2つ。

残り2つで悩みました。

 

どっちも文法的、意味的にも正しい。

さて、どうする??、、って悩んで、、

降参して、解説を読むと、、

 

一方の副詞は、呼応の副詞。

文末が否定だったので、その呼応の副詞が「より良い」から正解、、、

 

ぐわぁぁぁああっっ!!、、と心の中で叫んでしまいました、、

なんじゃ、より良いって!!??(品のない言葉ですみません)

 

呼応の副詞じゃないもう片方の副詞も、下に否定がきても不自然じゃない言葉でした。

いわゆる、受験テクニックだけで受かる、、という感じでしょうか?

(違ってたらすみません)

 

この「より良い」という感覚が、僕には未だに分からない、、

そのくらい、僕の感覚とズレがあります。

 

だから、受からない。

 

 

難易度の意味をもう一度考える

 

つまり、、

難易度は、偏差値じゃない、、ということです。

特に統合失調症患者は、その点、他の人の言葉でなく自分の感覚を信頼する必要があると思います。

 

東大と京大は、甲乙つけがたいかもしれません。

しかし、自分の特性で難易度は全く変わります。

 

早稲田の政経と中堅私大では、一般的には政経の方がはるかに上です。

けれど、僕にとっては政経の方がはるかに下の難易度になってしまいます。

 

統合失調症患者は、社会的な基準を大切にしますよね。

気づいてないかも知れませんが、健常者より社会的な基準を意識してます。

 

それは、症状の影響でもあります。

だから、悪くありません。

 

けれど、自分がそうかも知れない、、と考えておくことは、意味があると思います。

それでも、目指すことに意味がある、、と思うなら、、

 

 

 

大学を受験したいと言う統合失調症患者さんへ

 

アドバイスを。

 

どこにでも行けるための準備をしてください。

東大かもしれませんし、早稲田かもしれませんし、家の近くの大学かもしれません。

 

東大に入った僕の友人たち、東大や京大を卒業した僕の知人たち。

彼ら、彼女たちがしていたことを知ることは役に立ちます。

 

例えば、小学校の計算問題の訓練。

東大や京大の入試問題は、計算で戸惑ってる暇はありません。

他で頭を使うので、計算で戸惑うのでは不利になるからです。

 

それに、計算に強くなることは日常で役に立ちますし。

 

他に例えば、どんなに拙くても良いから、

自分はどう感じてるのか、どう考えてるのか、、を、他人の言葉に惑わされず、自分の論理で表現することは、意味があります。

 

僕のクラスメートで学年1位、東大文Ⅰに現役で合格した人が、

校内模試、現代文の記述で、10点満点中2点でした。

彼は減点の理由が分からなくて、すぐに質問します。

他の多くの級友は、おぉーっ!っていうくらい、抽象度の高い語句を並べて、見事な解答にしていました。

 

その答えを聞いて、僕は心の中で「0点答案だろう?言ってる意味分かってるのか?」と。

結局、先生も説明に困っていました、、

 

けれど、彼は見事に東大の文Ⅰに合格しています。

音楽も得意で、部活も音楽系で、学校のピアノをよく弾いていました。

 

言葉の扱いは未熟でも、

自分で考えて、自分で文章をまとめる、、ことは、人生を生きる上でとても役に立ちます。

ちなみに、偏差値やIQがとても低い人の方が自分で考える力はあると思います。

(変な語彙力がないから)

 

また、世界史や日本史を勉強したいなら、

高校生向けの参考書で、マンガや物語調、分かりやすい説明がされてる参考書は多いです。

それを眺めるだけでも良いと思います。

もちろん、僕みたいに突っ込みまくるのも有りですし。

 

 

 

デカルト『方法序説』を再び読んでみたけれど

 

高1の夏休み、宿題でデカルトの『方法序説』が出ました。

けれど、途中まで読んで無駄って思ったので捨てて(!)しまいました。

もちろん、休み明けのテストはぼろぼろ笑


参考書によっては、「序説」でなく、方法「叙説」もありますね。
→→方法序説 - 岩波書店 (iwanami.co.jp)
→→デカルト 「世界史の窓」(y-history.net)
 

けれど、宿題だからと言って、読み続けたら、僕は潰れたでしょう。

僕は統合失調症ですから。

 

この決断、今でも誇りに思っています。

ちなみに、今年の10月に読めるか試してみましたが、やっぱり捨ててしまいました苦笑



僕の奥さんも勉強を楽しんでいる

僕の奥さんは若いです。

まだ20歳を少し過ぎたばかり。

彼女もいろいろ勉強してます。

漢検の1級を目指してるし、普通に大学にいてもおかしくない年齢なので、大学受験したい気持ちもあるようです。

 

そんな彼女に教えてる勉強の仕方は、

統合失調症の患者さんにも役に立つものだと思ってます。

 

 

 

東大を受けようと思った理由

 

僕が今、東大を受けようとしたきっかけは、

東大に受かる人は、こういう勉強法をしてるんだよ、と地方国立大に合格しただけの僕が言うから、、

奥さんが「じゃあ、東大受けてみれば?」って冗談めかして言ったのが、きっかけです。

 

じゃあ、そうしよう、、とあっさり言った僕にびっくりして、奥さんは「無理しないでね、、」と。

大丈夫。

潰れはしないから。

 

統合失調症の症状と、受験勉強の1年と半年の間つきあってみることができるか。

デカルト式思想が主流の受験や学問の世界を、統合失調症の俯瞰的な思考プロセスのまま、どれだけ相対化できるのか。

少なくとも、(ちゃんと説明できるものでは)この2つをしてみようと思っています。

 

という訳で、京大を諦めた理由をメインでお話しました。

 

 

 

今日も読んでくださって、感謝です。