昆虫の持つ驚くべき生き残り戦略 | 太学功のブログ 三鷹支部 ~本物の気功療法と本格的気功教室の氣功療法研究所~

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中国歴代皇帝の健康管理に用いられた本格的気功流派である「太学功気功」 
気功療法、気功教室、気功ダイエット(猫のびストレッチ)、気功師養成などの情報の他、読むだけで元気になる内容を目指し、生徒さんのエピソードや日々の出来事から元気のヒントをお届けします。

 BBCEARTHという番組で、アルゼンチンの高原にすむハキリアリの生態についての放送があり、興味深かったので紹介させて頂きます。

 

ハキリアリは草の葉を消化できないにもかかわらず

周辺の草原の草の葉を切っては、

大量に巣に持ち込みます。

 ハキリアリ

ハキリアリのコロニーはアリ塚のように小さな山がつくってありますが

地下には7mものトンネルがあり、

頂上部に穴があいており

1つのコロニーで500万匹ものアリを養うということです。

 

実は葉を持ち込んでいるそのいちばん深いところに

地球上でここにしかいないというカビが生息しています。

 

持ち込んだ葉のかけらをアリが唾液でコーティングして

カビに与えてカビを培養しているわけですが

なんとこの唾液は、あらゆる菌を殺すことのできるものですが

このカビだけは殺さないとのこと。

 

ハキリアリはこのカビを食料にしているんです。

アリ達はこのコロニーで農業をしていることになります。

 

また地下の閉鎖空間では

カビはCO2を発生させますので、

それが充満するとアリは呼吸ができず死んでしまいます。

 

それを防ぐために、コロニーの上部には排気孔が設けられ、

周囲の穴から新鮮な空気を取り込んで、自然に上部からCO2が抜ける

自動空調システムをつくっています。

 

人類にくらべ、昆虫は数百万年の歴史を持っています。

1人に対して、昆虫は2憶個の個体数があるという。

地球上最も数が多く、多様性のある生物が昆虫であるとのことです。

 

面白いことに、人間と同じで

いろいろな性格のハキリアリがいる。

真面目に草を運ぶ者もいれば

他のアリが運んでいる草にぶら下がっているものや

草ではない役に立たないものを運んでいるアリもいる。

アリの世界もいろいろです。