喪失と悲しみと祈りと | 筆まめきこ♪のブログ

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私にとってこの年末年始は、とても悲痛なものとなりました。悲しい


先月下旬に初めての雛が誕生し、喜々としてせっせと巣を守り雛を守り子育てをしていたお父さん文鳥が、1週間位で突然体調を崩し、快復して育児に復帰することなく息を引き取ってしまいました。大晦日の朝のことでした。生まれたての雛の事は、無事に育つかどうか、育たない可能性もあるし、とは考えていましたが、元気だったお父さんがまさかここで死んでしまうなんて夢にも思ってなかったので、ショックも悲しみも辛さもとても大きくて、動かなくなってしまった時はすぐにはその事実が受け止められませんでした。回復させてあげられなかった、私が死なせてしまった、何かした事がまずかったのか、しなかった事がまずかったのか、飼い主が私じゃなかったらちゃんとまた元気になれたんじゃないか、助かったんじゃないか、と、取り返しのつかない事態に自責の念と申し訳無さと罪悪感でいっぱいになり、ますます悲しく辛くなりました。


忘れ形見の2羽の雛達は日々ぐんぐん成長していたので、「その子達は立派な大人の文鳥になるように育てるからね」とお父さん文鳥に心の中で宣言したのに、1月2日の午後、先に生まれた方の雛が突然死んでしまいました。羽軸も順調に生えてきていて、やっと目も開いたところだというのに、ちょっと目を離していた間に死んでしまったようで、再び雛達の様子を見た時には動かなくなっていました。ついさっき餌を食べて、糞もして、元気に動いていた筈だったのに、覗いた時には1羽はパタパタと動いているのに1羽は全く動いてなくて、既に死んでいました。こちらも、まさかそのタイミングで死んでしまっているなんて全く心の準備ができてなくて、私のした事やしなかった事の何かが不適切で、私のせいで死なせてしまったんだ、と思い、動揺して、悲しくて、また更に自責の念と申し訳無さと罪悪感とでいっぱいになりました。死んでしまった雛にも申し訳無く、亡くなったお父さん文鳥にも申し訳無く、お母さん文鳥にも申し訳無く、生きている雛にも唯一のきょうだいを奪ってしまって申し訳無く、本当に悲しくて辛くてどうしようもありませんでした。せっかくここまで、こんなに大きくなったのに、せっかく目も開いたばっかりだったのに、名前も付けたところだったのに、と、悲痛な思いと涙がどんどん溢れてきて止まりませんでした。


せめて、たった1羽になってしまった雛は無事に育って欲しい、育てたい、と思いましたが、協同育児のパートナーが突然姿を消したら、お母さん文鳥が雛にも巣にも関心を示さなくなってしまって、雛は1羽ぼっちでかなり放置状態になりました。お父さん鳥の代わりは務まらないけど、人間の私ができる事はできる限り何でもやるつもりでした。が、どうしても一日中家を空けなければいけない日もちょうど続く予定で、お母さん鳥が餌を与えてくれなければ絶対に死んじゃう、という状況でした。私は、この子も死んじゃうかもしれない、と半分覚悟もしながら、毎日必死で祈り、お母さん文鳥に一生懸命思いを伝えてお願いし、どうしたら一番良いのか考えながら世話をしました。

でもお母さん鳥は時間が経つ程に育児なんて忘れたかのようになってきたので、私は、「ここに餌をあげなきゃいけないまだ小さくて幼気な雛が居るよ!そしてその雛は元気に生きて育ってるよ!ちゃんと育つんだよ!諦めなくてもいいんだよ!育てられるんだよ!」というメッセージが伝えられないかと、鳥カゴの中に両腕を突っ込み、大人の鳥がビックリしてバタつくのもお構いなしに、お母さん鳥が嫌でも見えるようにカゴの中で雛を巣から取り出して挿し餌をしてまた巣に戻す、という事を何度かしました(腕を突っ込んだ最初は驚いてバタついてましたが餌を与えてるところは静かに見てた様子でした)。そうこうしているうちに朝から夜まで不在にする日が目前に迫ってきて、もういよいよ諦めなければいけないかと思ったら、なんと、お母さん鳥の親性脳が復活してきて、巣や雛を気にかけるような素振りが見られ始め、餌も吐き戻して与えてくれるようになってきました!!!

もう感謝感謝キラキラ泣き笑い、でした。


2羽で協力して育児をしていた時よりは放置されてましたが、そして餌は充分に与えられてるのかどうかも不安なところでしたが、でも少しずつは餌は与えてくれてるようなので、「この日一日で死ぬかも」と思っていた最初の一日中不在の日をなんとか無事に乗り切りました。夜に帰宅して、雛がまだ生きてそうな様子を確認できた時は、本当にみんなに感謝しました。まだ自力で餌を食べられるようにはならないのに、その後もちょうどタイミング悪く何時間も不在にしなければならない日が続いて心配でしたが、どんどんお母さん鳥の子育て本能が帰って来てちゃんと雛を育てようとしてくれたので、その後もすくすく育ってくれました。放置気味の時もあったので、寒くなかったかな…、栄養不足じゃないかな…、などと心配もあるのですが、様子を見てるとそれでも元気に順調に育ってくれていますおねがい


雛が生まれているのを発見してからというもの、毎朝毎晩「今日も生きてるかな?」「お願い、元気に生きててくれ!」と思いながら生活していました。特にお父さん鳥が死んで育児放棄されかけた時は、悲痛な思いで更に必死に沢山祈り、お願いし、常に心配していました。

先月から今月は元々予定が結構入っていて、想定外の文鳥さん達の事やネズミ騒動があり(もううちのどの部屋に行ってもネズミが出没して、安心して食事もできない、寛げない、自宅に居ながら常に緊張状態&戦闘モード、という状態になりましてアセアセ、ネズミ対策を講じる事に時間も労力も費やすことになりました。既に5匹のネズミが捕獲されました!ようやく気配を感じなくなってきたのですが、すっかり安心もできず……。今はだいぶ油断しちゃってますが、家の中に居てずっとドキドキハラハラ警戒してる日が続きました。)、様々な事がこの期間にギューッと重なって私も精神的にも疲れてきて、肉体的にも疲れが溜まってきて、ちょっとしんどくなりました。でもようやく、一昨日までで一旦一息つけて、昨日今日はゆったりできました。最近は殆ど寝てない日も何日かありましたが、なんとかここまで乗り切れてホッとしました。溜まった疲れと安堵感が出たのか、一昨日は夕飯後からの記憶が殆ど無く、死んだかのように意識を失くして眠り、今日は起きたら思ったより時間が遅くて、ちょっとビックリしました汗うさぎ。でも、二晩続けてよく眠れたので、良かったと思います♪


こんなに身心共に悲痛で苦しくて必死でドタバタとした年末年始は初めてでした。元日の震災のニュースも2日の飛行機の火災事故のニュースも霞んでしまうくらいに私は文鳥の命の事でいっぱいいっぱいでした。

4羽居たところに雛が2羽生まれ、6羽との生活になるものと思ったのに、結局はまた4羽になってしまいました。父から子に、メンバーは1羽変わったけれど、この4羽とまた新たに嬉しく楽しく暮らしていきたいと思います。

こんな悲しい出来事が続けてあって以来、見た時にまた突然誰かが死んで動かなくなってたらどうしよう!?、という恐怖感が芽生えてしまったような気がするのですが、いつかは必ず死ぬ時はやって来るので、お別れしなきゃいけないその時まで、精一杯愛情を伝えながら仲良く過ごしたいな、と思います☆

本当に、みんなそれぞれがかけがえのない愛おしい存在です。

今日もありがとうニコニコ。いつもありがとう花

(*˘︶˘*).。.:*♡