昼休憩にタバコ吸って、自分の席に戻って来たら、
「ちょっと!BABA!ちょっと来い(笑)」
て、大先輩に呼ばれたんよ
自分のスマホ画面を見ながら手招きしている大先輩
ほんの一瞬、仕事のことで何か指摘でもされるんかと思ったけど、
大先輩の何か企んでいそうな悪ガキみたいな笑顔を見て、
またいつもの冗談だと理解したおいら
大先輩に声を掛けられて、ホンマはむちゃくちゃ嬉しかったクセに、
「…え、何?呼び出し?怖いわぁ~(笑)」
なんて言いながら、大先輩のもとへ向かった
あ、ちなみに、大先輩と話す時、
仕事中は、敬語で話します
休憩中は、会話の内容やその場の雰囲気に合わせて、タメ口だったり、タメ口と敬語が混ざった感じで話します
おいらが勝手にそう感じているだけやけど、
仕事以外の話をする時の大先輩は、
『自分の方が偉い』とか『自分の方が年上』とか、そうゆう態度は一切見せず、
『楽しい会話に、先輩とか後輩とか、年上とか年下とかは関係ない』
『先輩だからと遠慮し過ぎたり、よそよそしい態度を取られるより、仲間として親近感を持って欲しい』
そんな雰囲気を感じているから、
『ワタシはアナタに親近感を持っています』
という気持ちを込めて、敬語とタメ口を使い分けています
話は戻りまして…
「はい、何スか?(笑)」
「レンタル彼氏て知っとる?」
「え?れんたるかれし?何それ」
大先輩が自分のスマホ画面をおいらに見せながら、簡単に説明してくれた
要は、2時間なら2時間、お金を払って、自分が選んだ男の子とデートが出来るらしい…
「ほら!この子とかどーなん?」
「え?………って、20代やん!若過ぎるわっ(笑)」
「別にええやん♪」
「いやいや、20代はないでしょ!(笑)40代はおらんの?(笑)」
「そんなんおらんやろ(笑)いや、別にそんなん気にせんでええねん!こっちはお金払っとんねんから、向こうは仕事やねんから」
「いやいや、そうゆうことじゃなくて!(笑)ワタシ、20代は興味ないっス!」
「どの口が言うとんねんっ(笑)どうせお金払うんやったら、(若い方が)ええやん」
「いやいや、偉そうに言える様な女じゃないですけど(笑)どうせデートするんならフツーに同年代がいいわ(笑)20代はないわ~せめて30代だわ~(笑)」
「そぉかぁ~…ほな、この子は?35やで」
「うーん…35………別にワタシはいいけど…」
「え!?この子?この子ええの?」
「………別に…いいんじゃない?」
あんまりちゃんと見てないけど…
でも、どの人もサイトの審査をパスした男の子たちでしょう?
さぞかし、楽しい一時を提供してくれることでしょうね
いや、悪く言っとるわけちゃうで
嫌味な言い方してすまん
でも、おいらは全く興味ないし、おいらには必要ないモノやで…
キーンコーンカーンコーン♪⤴
キーンコーンカーンコーン♪⤵
休憩終了のチャイムが鳴った
「ほな、予約しとくで~(笑)」
「せんでええわっ(笑)」
どうせお金払うんやったら…
アナタがデートしてくれればええのに…
なんちてー
(ง ื▿ ื)ว笑笑笑