こにんちは。
 
星と自己認識で天職を見つける相談員・たぬこです。右矢印プロフィールはコチラ
 
この記事では、占星術初心者の方もその概要を掴めるように、概要をざっくりまとめました。
 
 

 

 占星術とは

 

 

占星術(せんせいじゅつ)とは、実際の天体の動きや配置を観察し、それに基づいて個々の人や出来事に関する情報を導き出すとされる古代の占い術の一つです。

占星術は主に太陽、月、惑星、恒星などの天体が地球に及ぼす影響を解釈し、個人の性格や運命、出来事の予測などに応用されます。


実際の占いは、個人が生まれたときの天体配置(出生図、出生ホロスコープ、ネイタルチャートなどと呼ばれます)で人生の方向性やパーソナリティへの影響を見ます。

 

また、現在やある出来事が起こったとき、または未来のある時点での天体配置(トランジットと呼ばれています)や、そのトランジットの出生ホロスコープへの影響を見て、未来を占ったりします。

 

 

 

 自分の出生ホロスコープを出すには?

 

出生時の天体の位置を表したチャートが、出生ホロスコープ(ネイタルチャート)。ハウスや星座、惑星の配置などが示され、個人の特性や運勢の解釈に用いられます。現代ならインターネット上で誰でも簡単に、出生ホロスコープを出すことができます。

 

必要なのは以下の情報です。

 

・生年月日

・出生時間

・出生地

 

出生時間は、母子手帳などで確認し分単位で性格な時間を。

 

出生時間がわからない場合もホロスコープを出すことができますが、その場合は、ハウス、アセンダント、MCなどはわかりません。また、地球をまわる(正確にはまわっているように見える、ですが)サイクルが早い月のサインやアスペクトが正確に読めません(2つのサインをまたがる日に生まれている方は、月星座がどちらかわからない場合もあります)。

 

出生時間がまったくわからない場合は昼の12時に設定しましょう。1日の真ん中を取ることで、月のアスペクトの誤差をなるべく小さくするためです。

 

夕方頃、夜、昼、など大まかな時間がわかるときは、一応その大まかな時間で入力してOKです。ハウスやAC、MCは正確な時間がわかない限り読まないほうがいいですが、月のアスペクトの誤差は小さくなります(おおまかな時間が合っている前提ですが)。

 

出生地は正確なのに越したことはないですが、日本国内であれば都道府県がわかれば大丈夫です。

個人的には、こちらのサイトがわかりやすいかなと思います。

 

 

 

 

 

 ホロスコープを構成する要素 ハウス・星座(サイン)・惑星・アスペクト

 

 

ホロスコープはハウス、星座(サイン)、惑星、アスペクトなどの要素で成り立っています。

 

 

ハウスとは

 

 

占星術の基本的な構造で、天球を12の領域に分けたもの。それぞれの領域は「宮」または「ハウス」と呼ばれ、特定の生活領域や経験、活躍の場などを表しています。


第1ハウス「自己表現・個性」
自分自身、外見、個性、アプローチの仕方などを表現します。アセンダントサインもこのハウス。


第2ハウス「資産・所有物」
お金、財産、物質的な価値、個人の価値観や才能、資産を表します。


第3ハウス「コミュニケーション・学習」
コミュニケーション、学習、近隣や兄弟姉妹などとの関係を示します。知識や情報も関連します。


第4ハウス「家庭・出自」
家庭、親、出身地、ルーツなどに関連し、内面的な安定や家族も表します。


第5ハウス「創造性・遊び」
創造性、趣味、恋愛、子供、遊びを表します。


第6ハウス「健康・仕事」
健康、仕事、日常生活、奉仕、労働。ルーティンや効率も関連します。


第7ハウス「対人関係・パートナーシップ」
パートナーシップ、結婚、対人関係。対人関係における調和やバランスも関連します。


第8ハウス「共有資産・深層心理」
変革、深層心理、共有資産、性、深い関係、受け継ぐもの。


第9ハウス「専門知識・海外」
専門知識、教育、遠方への旅行、宗教や哲学、海外。探求心や広い視野も関連します。


第10ハウス「社会的立場」
キャリア、社会的な地位、公的な評価、目標の達成、結婚(社会的立場としての)。人生の目的も関連します。


第11ハウス「コミュニティ・友情」
コミュニティ、友情、グループ活動、個々の希望や目標を表します。


第12ハウス:「隠れたもの・霊的性格」
隠れたもの、無意識、霊的な側面、隠れた敵や制約。自己犠牲や精神的な側面も関連します。

 

 

星座(サイン)とは

 

 

いわゆる太陽星座占いでもおなじみの12星座のことです。

 

天球を12等分した帯状の領域で、それぞれが特定の期間に対応しています。

 

※()は太陽星座の日にちです

牡羊座 (3月21日〜4月19日頃):積極的、元気。素直。行動力があり、リーダーシップの素質があるとされます。


牡牛座 (4月20日〜5月20日頃):忍耐強く、安定感があります。物事を着実に進め、快適さや安全を大切にします。


双子座 (5月21日〜6月20日頃):機敏で好奇心旺盛。コミュニケーションが得意で、多芸多才な一面があります。


蟹座 (6月21日〜7月22日頃):感受性が豊か。思いやりがあり、面倒見が良い。


獅子座 (7月23日〜8月22日頃):自己表現が豊かで自信家。愛情深く、リーダーシップを発揮することがあります。


乙女座 (8月23日〜9月22日頃):精密で几帳面。分析力が高く、細かい部分に気を配ることができます。


天秤座 (9月23日〜10月22日頃):公正で調和を重視。美的センスがあり、社交的で協力的。


蠍座 (10月23日〜11月21日頃):情熱的で強い意志を持つ。深い感受性と洞察力があります。


射手座 (11月22日〜12月21日頃):冒険心旺盛で楽観的。自由を重んじ、知識や経験を広げることを好む。


山羊座 (12月22日〜1月19日頃):責任感が強く、堅実な性格。目標を追い求め、組織力があります。


水瓶座 (1月20日〜2月18日頃):独自の思考を持つ。博愛の星座。社会的で友好的。


魚座 (2月19日〜3月20日頃):感受性が豊かで直感力が強い。理想主義者で、共感力があります。


ちなみに、星座には4区分、3区分という区分があり、これも星座の特徴や各ホロスコープを理解するのに使えます。(こちらは後述しています)
 

 

アセンダント・MCとは

 

 

アセンダント(昇順点)とは、出生時の東の地平線。占星術では生き方のスタイルや性格を表します。

 

MCは占星術の出生時における太陽が真上に位置する地点。ホロスコープでは第10ハウスの頂点となります。

通常、個人のキャリア、社会的地位、公的な評価、目標の達成といった要素に関連しています。ホロスコープ上でMCがどの星座に位置するかや、どの惑星とのアスペクトがあるかによって、個人のキャリアや社会的な成功に関する情報を導き出すことができます。

 

MCは天職をみつける上でもなかなか重要な要素です。

 

惑星(プラネット)

 

 

惑星は占星術の主役です。天体の中で特に、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星などが占星術において重要視されます。

惑星のあるハウスや星座、惑星同士の配置(アスペクト)で、個人の性格や運勢にどのような影響を与えるかを占います。

それぞれの惑星が示す事柄は以下の通りです。特に個人天体と呼ばれる太陽から火星までの5つが大事。

太陽(Sun):人生目的、仕事や公の場での自分

月(Moon):感情、感受性、無意識の部分、安定感。すの自分。感情や反応、家庭環境に対する影響

水星(Mercury):コミュニケーションのスタイル、知識、学習能力、思考力、仕事の能力

金星(Venus):恋愛や美的な価値観、人間関係

火星(Mars):行動力、エネルギーの方向性、情熱、積極性

 

木星から冥王星は、それ単体よりも、個人天体への配置(アスペクト)の影響を見るのが大事です。

木星(Jupiter):成功、幸運、広がり、おおらか

土星(Saturn):責任、試練、抑制、まじめ

天王星(Uranus):独立心、革新、変化、風変わり、論理的、頑固さ

海王星(Neptune):夢見がちな、直感、芸術、霊性、想像力、被害妄想、迷い、依存、繊細

冥王星(Pluto):極限、底力、莫大なエネエルギー、意思の強さ

 

 

 

アスペクトとは

 

アスペクトとは、惑星同士の相対的な角度のことです。重要なアスペクトは以下の通り。(影響力が強い順)

 

スクエア、オポジション、セミスクエア、セキスコードレイトはハードアスペクトと呼ばれ、アクペクトは、惑星の影響がマイナス面ででる可能性が高くなります。コンジャンクションはハードではないですが、影響力が強いです。

コンジャンクション(合、つまり重なっていること、0度)

・スクエア(90度)

・オポジション(対向、180度)

・セミスクエア(45度)

・セキスコードレイト(135度)

 

以下の二つはソフトアスペクトと呼ばれていて、影響が穏やかかつ、基本的に惑星の影響はプラスに働きます。

・トライン(三分相、120度) 

・セクスタイル(六分相、60度)などがあり、これらが個人の特性や出来事の解釈に用いられます。

 

 

 初心者はまず何を見る?
 

 

ホロスコープには、情報がぎゅっと詰まっているので、すぐにすべてを読み取ることは、できません。

 

占星術の教科書的なものもありすが、あくまでも教科書であって、解釈の仕方は無限にあると思っていおいたほうがいいです。特にハウスの読み方なんかも、プロでも結構難しいと思います。パッと見てすいすい読めるのは、この道ウン十年というような熟練した方だけだと思います。

 

では、初心者はまず、何を読めばいいのか、私がおすすめするのは、以下です。

 

・月星座・太陽星座は何か

 

・アセンダント星座は何か(出生時間がわかる方のみ)

 

・個人天体の星座のエレメントをチェック

 

・月星座と太陽星座のアスペクトをチェック

 

 

月星座・太陽星座は何か

太陽星座占いのおかげで、自分の太陽星座が何であるかは、ほとんどの方が知っていると思います。太陽星座は向かう方向や目的です。

 

月星座は素でいる時や親しい人といるときの自分を表します。また、安心する場所、モノ、自分の根本的な欲求などもあらわしています。月星座を象徴するようなものを生活に取り入れていくのもおすすめです。

 

私は月星座が獅子座です。

 

太陽は水瓶座で外では人見知りで澄ましていますが、実は面白いことが好きだしよく笑います(映画はハリウッド映画やコメディ、ラブコメが好き)。かつて職場の人に仕事が終わると人格変わるね、とか昔はよく言われたました。太陽(&アセンダント)と月のギャップだと思います

 

獅子座は自己表現の星座でもあるので、文章や絵を描くことなんかも好きで、それらをまったくやらない生活はありえないかも。

 

個人的にはお酒を飲んだ時なんかもリラックスして月星座のキャラが見え隠れすると思います。

 

アセンダントの星座をチェック

 

アセンダントは生き方のスタイルとも言われています。第一印象もアセンダントの影響が大きいですが、自己一体化しいてる星座という意見もあり、無意識にとっている行動などは、太陽星座よりもアセンダント星座に出やすいです。結構大事な要素です。アセンダント星座を知ると、自分の新たな一面や気がついていなかった一面がわかります。

 

個人天体の星座のエレメント・クオリティをチェック

星座にはエレメント、クオリティという区分があります。

 

4区分エレメントは価値観や思考パターン、3区分クオリティではは活動パターンがわかります。

 

これを知っておくと自分が得意不得意、やってしまいがちな気をつけた方がいいパターンや得意なことなんかもわかります。

 

人間関係でも相手の行動パターン思考パターンがわかるので、相手を理解する一助になると思います。

 

星座の4区分エレメントと、3区分クオリティについてはこちらのブログをご覧ください。

 

 

月と太陽のアスペクトをチェック

 

 

月と太陽に他の惑星のアスペクトがあるかチェック。

 

例えば、ごく一例ですが以下のように、惑星ごとに太陽なら仕事や外に向けて以下の影響が、月なら1人でいるときや根本的な欲求として以下のような影響が、あると考えられます。

 

火星:行動的、フットワークが軽い

 

木星:おおらか、楽観的、人と縁に恵まれやすい

 

土星:まじめ、感情表現が苦手、コツコツ

 

天王星:論理的、頑固、アイデアマン

 

海王星:想像力、被害妄想、ロマンチスト

 

冥王星:意思が強い、気が強い

 

 

ちなみにですが、月が冥王星に影響を与えることはありません。

 

太陽が海王星に影響を与えることもありません。

 

10の惑星は、地球を一周するサイクルが早い順に月→太陽→水星→火星→木星…で冥王星が一番遅いです。サイクルが早い惑星が遅い惑星に影響を与えることはないので、そこだけは、おぼえておきましょう。

 

 

ただし実際には、「火星が冥王星とアスペクトをとっていて、その火星が太陽にアスペクトをとっている」とか、「太陽のアスペクトが複数あって、どう読んだらいいかわからない」(基本はハードの影響、オーブ度数の誤差が少ないものの影響が強い)などもあると思いますが…。

 

それでもアクペクトのざっくりとした意味をしっておくと、ざっくり自分や親しい人への理解が深まります。基本を知っておくと書籍やブログなども読みやすいですよね。

 

最後に、このブログでは占星術と自己認識で天職や適職を見つけるための情報を発信しています。

 

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