科学技術の革新によって人体を老化しない体にする薬が開発された。すると、20代以上のすべての人間が老化しない体になった。今までの生活に大きな変化があった。
老化しない体だから一生働き続ける必要がある。70歳以上の人間は国民年金が死ぬまで給付され続ける。70歳未満の人間は国民年金が廃止されて、返還されて、支給がなくなる。老化しない体ならば定年退職する必要はない。すると、人は死ぬまで生活するために働く必要がある。仕事がつらくても、仕事が嫌いでも生きるために働き続ける。
もし後遺症が残るけがや病気をした場合、誰かが支援しなければいけない。老化しない体は老死しないから、これから老衰以外の原因で死ぬまで支援する必要がある。したがって、すべて健康保険料によって支援するために保険料を高くする必要があった。手足を失って不自由な生活になっても死ねない。永久歯を失ったらインプラントや入れ歯で生活する。健康な臓器が必要な人のために再生医療の技術開発を必要としている。
政府が出産を制御するようになった。老死しなくなったのに、人々が出産すれば子どもが増える。病気や事故や犯罪で死ぬだけでは、人口が減るよりも増える方が多い。これから新たに誕生する子どもが生きる機会を失っているように見えた。子どもを産む権利を抽選で得たり、お金で買ったりする制度が存在する。多くの子どもの誕生を望めない。
したがって、人が老化しない体を求めるべきだったかを問題にして論争が生じた。そのとき人は後悔した。人は老化しない体になる前に問題について論争するべきだった。
注意:作り話より。
◆解説
すべての人間が老化しない体になったら、今とは違った問題が生じる。
第一の問題は、老化しない体だから、生活のために一生働き続ける必要がある。老後の楽しみで旅行に行ったり、一年中趣味を楽しんだりできなくなるだろう。会社で定年退職が廃止されたら、新たな人を雇う必要がない会社もある。失業率が増加するだろう。そのために政府は国民が安心して働ける仕組みを作る必要がある。人工知能を駆使してでも人が働くために新たな産業も作るべきだ。一生働き続けられる環境づくりも必要だ。
第二の問題は、老化しない体になっても、病気や事故で後遺症が残ったら、生活が困難になる。後遺症が残った人を病気や事故で死ぬまで家族が介護する。老化しない体だからこそ健康を大切にして、けがや病気をしないように気を付けるべきだ。すると、危険を承知で冒険はできない。危険なスポーツを楽しめないし、危険な機器を使えない。冒険をするにはリスクが大きすぎる。すると、再生医療を発展させないと生活を楽しめない。
第三の問題は、老化しない体だから、政府が出産を制御するようになる。人が老死しなければ、死ぬ人が減少する。リスクを冒さないように気をつければ、さらに死ぬ人が減少する。死ぬ人が減少して人が増えれば、人が住む場所が必要になる。人が住む場所の確保が問題になる。確保できないならば、健康な大人に死んでほしいとは言えないから、子どもの出産を制限するしかない。すると、多くの子どもの誕生を望めないだろう。
したがって、老化しない体によって長く生きられるけれど、幸せになるために様々な問題が生じる。上記の問題から引き起こされる問題も上記の問題以外の問題もある。老化しない体を手に入れたいならば、問題に向き合う覚悟が必要になる。すると、人の老死が自然な死だと後悔する人も現れる。どれくらい多くの人に老化しない薬を使用するべきかが問題になる。人は老化しない体を選択したならば、後悔しない幸せな生活を必要とする。
様々な問題が生じる老化しない体になる技術は必要だろうか。
希記より。