夢遊病と今週のお花 | ルワンダのおうちから。

ルワンダのおうちから。

ロンドン→半年の東南アジア放浪旅→プラハ→またまた旅→ハーグ→インドネシア周遊→タシュケント→キガリ、と海外生活10年弱を終えて、2011年、東京に帰って来ました。毎日のお料理と、ぷつぷつの思いの記録。

昨晩のこと。
眠りながら歩く、ということを、ひとはできるのか。
真夜中過ぎに、自分がキッチンに立って、食器洗い機に食器を入れたり出したりしたような、記憶がぼんやりと残っていた。
なにより、起き上がってそこまでゆくのに、身体がものすごく重くて、辛かったのが思い出されるのだけれど、全体が夢の断片のように曖昧な感じで、淡い気配だけが残っていたので、それは夢だと思っていた。


目が覚めると、そこにはいつもの日常が待っていて、出勤する彼にスムージを作ってあげたり、ぱりぱりのシャツだの色を合わせたネクタイだのを並べてあげたり、靴を磨いたり、朝のテレビドラマをぼんやり見るともなく眺めたりしていたら、そんな夢の景色なんてすっかりと忘れていた。


それなのに。
「そういえば、夜中にキッチンで何がしたかったの」
電話の向こうで彼が言った。お昼の電話。
窓の外ぼんやりと眺めて、聞くともなく話を聞いていた私は、不意に度肝を抜かれた。空は、つめたい鈍色をたたえていて、予報は雪だ。
夢じゃなかったのか、と思うと、なんだかひやりとつめたい感じがする。
情景として自分がキッチンに立っている姿は思い浮かぶのだが、主体的に自分が起きて立って歩いてそこまで行った記憶が全くない。


まあ、たまにはそんなこともあるのだろう、と彼は面白そうに笑っているが、私は奇妙な感じが抜けなくて、居心地が悪い。
でもまあ、彼の言うとおりに、たまにはそういうこともあるのだ。


ただそれだけ。
夢遊病、てなにかいけないことだっけ。


最近は、スムージーをグリーンとパープルでローテーションをしている。
クロロフィルたっぷりの緑、抗酸化作用たっぷりの紫、そのどちらも楽しみたいから。


最初の写真は、苺のアボカドクリーム。
苺をブレンダーにかけてピュレにしたら、アボカドを加えて混ぜるだけ。適宜ブレンダーがまわるように、お水を加えて。シンプルにこれだけのレシピ。


そして、紫色のスムージーは、ナッツミルクをベースにする。
生のナッツをブレンダーにかけてミルクを作ったら、ベリーと、スーパーフードを加えて、ブレンダーでなめらかになるまで、よく撹拌するだけ。簡単で、おいしくて、きれいになれる(らしい)。


今日のレシピは、生のマカダミアナッツでミルクを作って、苺とラズベリー、それにアントシアニンたっぷりの、マキベリーパウダーとアサイーパウダーそれにローマカを少し。
メイプルシロップで少し甘みをつけて、ヴァニラエクストラクトで、華やかな香りを足す。
グリーンスムージーよりも濃厚なので、お腹もいっぱいになる。
グリーンスムージーを飲んで、お腹が空いちゃったお昼前の、2番めの朝ごはんにもぴったり。


そして今週のお花も紫。
お花屋さんの店先で、なぜか恋に落ちたパープルとオレンジの組み合わせ。


チューリップのやわらかなテクスチュアが好き。